麻衣はゆっくりと目を開いた。
体の震えはもう止まっていた。
嫌悪感は消え、背徳感は薄れていた。
その代わりに、またあの悍ましい欲望が少しずつ熱を帯び始めていた。
由紀が微笑んでいるのが見えた。
麻衣の目を見つめ、静かに答えを待っている。
その答えの中身を確信しながら、最初の一歩を・・・清楚で貞淑な人妻の堕落の一歩目を待ち望んでいる。
「・・・貴女の初めての男は旦那?」
麻衣は由紀の目を見つめたまま、首を小さく横に振った。
由紀は小さくクスッと笑う。
「貴女をはじめて抱いたのはあの男・・・貴女はあの男に女にしてもらった・・・」
由紀の目を見つめる麻衣の目が潤んだ。
それが興奮と性欲の高まりによるものだと、由紀は自分も同じ経験をしたからこそ直感点に理解した。
そして麻衣が静かに、ゆっくりと大きく頷くのを 幸せそうに微笑みながら見つめていた。
「・・・貴女は淫乱ね・・・淫乱な女・・・」
麻衣が頷く。
「・・・言いなさい・・・貴女は淫乱な女なの」
「わたし・・・私、淫乱・・・淫乱な女なの、私・・・」
「オチンチンが欲しくて仕方なくなっちゃったのね・・・」
「欲しかった・・・オチンチン・・・欲しくて仕方なくなったの、オチンチン・・・」
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