各駅停車しか止まらない駅の、住宅街としか表現のしようのない街。
平日の昼間の映画館は、今日も客がほとんどいなかった。
寒々しいくらいのクーラーの風が 気温と興奮に火照った体を撫で続ける。
到着したのは10時40分だった。
12時まで続く映画の上映が始まってから10分ほどが経っている。
スクリーンの光が、ガランとした客席を照らしている。
私は前回と同じように、一番後ろの列を目指した。
一番後ろの席・・・真ん中の列の一番端に、スーツ姿の男が座っていた。
もう着いてたんだ・・・早いな・・・
最後から2番目のメッセージでは遅れるかもしれないと泣き言をいっていたのに。
最後のメッセージでは、自分が到着するまで誰にも気づかれないように自分で触ってろと強がっていたのに。
そう思いながら、私は静かに男の横・・・端から2つめの座席に座った。
男は、少しの間 ずっとモジモジとしていた。
焦っているような、居心地の悪そうな雰囲気を感じた。
だから、私から少しだけ誘う事にした。
といっても何かを言ったわけでもなく、ただ少しだけ足を開いただけだが。
右足の膝が男の足に触れた。
左足は右足よりも大きく開いた。
そのまま ワンピースのボタンをスカートの裾から外していく。
1つ外すごとに足が解放され、両足はそれまでよりも広く開かれていく。
5つ目のボタンが外れると、私の股間が暗闇の中に露出した。
前の座席の陰で はっきりとは見えない。
けれど私の体と男の体に反射した光が、暗闇の中の白い足を、黒い陰毛を照らしている。
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