男が私の股間と顔を交互に見る気配を、じっとスクリーンを眺めながら感じていた。
数分・・・いや、もっと短かっただろうか・・・ようやく男の指が私の太ももに触れるころには 溢れた愛液がザラザラとしたシートに垂れていくのを感じていた。
人差し指の背が、ゆらゆらと揺れながら 私の太ももを這い上がっていく。
そしてはだけたスカートの裾まで到着すると、数センチだけスカートを捲ってから ゆっくりと降りる。
そんな事を何度も何度も繰り返し、私の右足の上からスカートが退けられていった。
10分・・・15分・・・どれだけ時間が経っただろうか・・・男の指先は、太ももの内側に移動していった。
感触を楽しむようにゆっくりと、ゆっくりと這い上がってくる。
けれど肝心な部分には触れずに また膝の先まで戻っていってしまう。
どうして・・・こんなに触れて欲しいのに・・・
触って・・・前の時のように乱暴に・・・激しく・・・
焦らさないで・・・もう・・・もう私・・・
無意識に腰を揺らしてしまう。
その度に愛液が溢れ、シートに垂れて浸み込んでいく。
シートに浅く座り直し、自分から足を開いてしまう。
指が欲しくて、触れて欲しくて、這い上がってくる指先にむかって腰を突き出す。
「・・・いやらしいな・・・」
男が耳元で囁いた。
その低い声を感じた瞬間 耳から脳に、首筋から背筋に、ゾクゾクとした何かが這いまわるのを感じた。
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