「なぁ、どうする?・・・今からでも止めてこようか?
わかってないんだよ、アイツら・・・自分らだって同じだったのに・・・
止まらないぞ・・・一回でも許したら、止めようがない・・・なのに・・・
なのに川口とか、たぶん今すぐにでもヤラレて欲しいって思ってるぞ・・・」
なぁ、どうする?と聞こうとする俺に、悠人はゲームをしながら答えた。
それは冷たくて、抑揚のない声だった。
「いいさ・・・」
「・・・え?」
「止めなくていい・・・このまま、もう少し見ていよう・・・」
「マジか・・・で、でも・・・」
「大丈夫・・・てか、止めようがなくなってもいい・・・まだ足りないくらいだ・・・」
「・・・悠人・・・おまえ・・・」
俺は言葉に詰まってしまった。
どこまでヤルつもりなんだ・・・とは聞けなかった。
いったい、自分の母親をどこまで・・・なんて聞けなかった。
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