「・・・あ、あの・・・しょ・・・商品・・・・・こ、こちらに置きますね・・・」
相変わらず間抜けな男だ・・・そう思いながら、俺たちは脱衣所に隠れて覗いていた。
男は廊下の奥にあるリビングの扉をチラチラと見て気にしながら、けれど目の前にある人妻の裸体をジロジロと見ていた。
玄関の床のタイルに膝をつき、わざとらしくゆっくりと、商品を一つ一つ置いていく。
由美さんはバスタオルすら奪われた体で、俺たちの命令通りに立っている。
恥ずかしそうに顔を背けながら、けれどきちんと肩幅ほどに足を広げて立っている。
「あ・・・こ・・・これがポテトで・・・これがMサイズの・・・・・で、これがアメリカンクワトロ・・・・・あ、で・・・で、これが・・・あの・・・」
男が商品を並べ終えると、数秒の静寂が訪れた。
それは男の期待の時間であり、由美さんの戸惑いの時間だと、俺たちはもう知っている。
男は立ったまま動かない。
由美さんはゆっくりと膝をついていく。
白い指がズボンのチャックに伸びる。
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