お義父さんとハイキングルートではない、獣道の様な所を歩いて行く。
昼間だと言うのに鬱蒼としたジャングルの様な森にどんどん入って行った。
『お義父さん・・・引き返しませんか?・・・なんだか怖い・・・』
『そうだな・・・ここで俺が居なくなれば、ちさとはどうなるか判らない、俺が襲わ
れて、ちさとが拉致られる事だってあるかもな・・・』
『そんな・・・冗談ですよね・・・』
『おお、廃墟が見えて来たよ・・・あの中がスポットになっているんだ・・・先客が
いたら大変だな・・・ここじゃあ少々悲鳴を上げても助けなど絶対に来ない』
二人は崩れそうな元リゾートホテルのロビーを抜け、宴会場と思しきスペースに入っ
た、そこは昼間でも薄暗く、壁一面に猥褻な言葉がスプレーで書かれ、真ん中に
いつ置かれたのか判らないマットレスが置かれている。
部屋中がカビ臭く、すけた臭いが充満しあちこちにテッシュペーパーが使われた状態
で放置され、そこでレイプがあったであろう事を物語っていた。
『じやあ、ここで肝試しだ、まずは裸になっておくれ・・・そして両手を出すんだ
よし、良い子だ・・・そして目隠しと猿轡・・・これでよし・・・おっとこんな時に
用が足したくなった、ここで暫く待っていておくれ・・・』
私は素っ裸で、手を頭の上で拘束され、目隠しの上に猿轡されている。
お義父さんが下に降りて、すぐに周りから視線を感じ出した。
前のトイレでの経験が脳裏をかすめる・・・。
ギイ・・・キイ・・・キイ・・・誰の足音だろう?・・・。
この頃お義父さんは、持ってきた小道具で変装していた、あくまでもレイプの疑似
体験そう言う目論みだった。
わざと反対側の階段を上がって、さも違う人物が他にいるように私に思わせた。
そして・・・
『コラ・・・何をする・・・うわあ・・・』
お義父さんは襲われたフリをする・・・そして、服も着替えて覆面を付け日頃は
使わないコロンを付け、変声機まで使って私に近づいて来る・・・。
『あ、お義父さん!大丈夫ですか?・・・縄を解いて下さい・・・』
お義父さんの悲鳴が聞こえ、何者かが私に接近してくるのを感じる。
『お義父さん・・・大丈夫だったんですね?・・・いや、この臭い・・・あなた
お義父さんをどうしたの?・・・いや・・・近付かないで・・・』
『オヤ、コンナオンナヲツレテイタンダナ・・・イイシュミジャネエカ・・・・
アア、ジジイナラ・・・ソトデノビテルゼ・・・オレガカワイガッテヤル、ジジイ
ヨリハテンゴクニイカセテヤルゼ・・・』
私はお義父さんの自作自演とは思いもよらず恐怖に怯える・・・。
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