翌日、夫と子供達はお昼前に到着した・・・。
『おじいちゃん・・・足大丈夫?・・・心配してたんだよ』
真っ先に走ってきたのはお兄ちゃんの方だった、産まれてからお義父さんに可愛がられ
おじいちゃん子だったのだ。
『おじいちゃん・・・お足が痛いってママが言ってた・・・大丈夫?』
続いて来たのは妹の方・・・私に似て人見知りの激しい女の子に育っていた。
『親父・・・また無理でもしたんだろう?・・・もう年だってあれほど言ったのに・・・』
最後が夫・・・、みんなお義父さんが足を悪くしたと本気で思っている・・・。
『やあ、みんなよく来てくれたね・・・そうぞ上がって・・・』
お義父さんはリビングで足を引きずる様に玄関から入ってくる家族を出迎えた。
私もお義父さんに合わせて寄り添う格好をしていた。
『みんな、寿司が好きだったよな、出前を頼んでおいたから食べて行きなさい・・・』
昨日のうちに注文していた、子供用のさび抜きと大人用のものを人数分・・・。
『わあ・・・お寿司食べたかったんだあ・・・おじいちゃんありがとう・・・』
『親父・・・またそんなに気を使わなくても・・・』
お昼に届けてもらう事になっていたので、とりあえず冷たい飲み物を用意してテーブルに並べる。
子供達にはジュースを、夫にはアイスコーヒーを置いて、お盆をソファーの横に置きお義父さんの
隣に座る・・・。
『いやあ・・・今日も暑いなあ・・・』
(どうして、ちさとは親父と並んで座るんだ?・・・そうか、親父足が悪いから介助してくれてるのか)
しかし、お義父さんの手は私の腰に回されているとても義理の娘と接する感じではない・・・。
だけど、夫は介助だと思った様だった。
『しかし・・・賑やかだな・・・やっぱり家族はいいな・・・早くこっちにくればいいのに』
『親父・・・なんだって時期があるんだよ、ちさとだって都合があるし・・・』
(でも、なんだろう・・・前より親密になってないか・・・あんなに行くの嫌がっていたのに)
それは、お義父さんに寄り添うと言うより、仲の良い恋人の様に夫には映ったのかも知れません。
私は家族を目の前にして、お義父さんと変態的なプレイをしている事に少し欲情している事を
感じていた、何も知らない夫も子供達にも・・・。
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