その夜はお義父さんの、濃厚なセックスのお陰か悪夢にうなされる事もなく眠れた。
視界を遮られ、見ず知らずの男達に弄ばれた感覚は朝起きてもその羞恥心だけは
思い出された、夫に対する背徳心だけでは無かった、羞恥心がこれ程性的興奮を
人に与えるものなのか?・・・それがあとの快楽で癒されるお義父さんがそう言ってる
気がした。
夜も明け、いつも通りの日常生活、今日はお義父さんが迎えに来てくれる・・・。
お義母さんの用事など頭には無かった、それが終われば食事をして・・・もしかすると
ラブホテルに行く事になるかも知れない・・・。
私は少し後悔していた、服も下着も特別な物を持って来なかった、家を出るときは
それだけ昔に戻る事だけは避けたかったのだ。
それなのに今は、お義父さんとの時間を一分でも多く取りたいと思っている。
自分勝手な事だとは思う・・・だけど別居したのはずっとお義父さんに思い通りに
される事を拒絶していたのだと思う・・・。
夫婦の倦怠期を迎え、また満たされない物を求めた結果が今の生活だと思っていた。
出社の時間を迎え家を出る・・・。
『行って参ります・・・』
『ああ、気を付けて行っておいで、夕方には待っているよ・・・』
『はい、それでは会社の近くにあるコンビニにしましょう・・・』
『ああ、判ったよ』
私は駅向かって歩いて行った、ホームに上がって昨日のことを思い出していた。
女性専用ではなく一般車両・・・特急の停車駅は少なく、一度閉まればしばらく
開くことは無い、そんな事は判っていた・・・お義父さんが言う様に私を痴漢する
男など居るのか・・・そんな迷いが、一般車両の列に並ばせてしまった。
最初前の方に並ぶが、電車が到着し乗り込むと私が降りる駅まで開かないドアーに
押し付けられる様な形になった・・・手も脚もドアーに押し付けられ、胸も窓に
形が変わる程押し付けられていた。
周りは男の人ばかり、扉が閉まって電車が駅を出ると、私のスカートが少し捲られた
感じがした、そして大胆にもお尻からクリにかけて指を入れてくる・・・。
後ろの人の為、顔さえ判らない、しかしそれ以上にもそれ以下にもならない指の動き
私は目を瞑って我慢するしか無かった。
私の人は暗黙の了解と思ったのか、さらにショーツの中にも指を入れて私のGスポット
を探している様だった。
駅に着くまでその状態は続き、男は・・・
『もうビチャビチャの洪水じゃ無いか・・・こんな事されたくて一般車両に来たのか
触られたければいつでもおいで・・・それ・・・逝ってしまえ・・・』
昨日の事が無ければこんな事にはならなかったのかも知れない、見ず知らずの人に
弄られて逝ってしまった、窓に押し付けられて声すら上げられず・・・。
そして、電車は私の降りる駅でドアーが開く・・・前のめりに降ろされ後ろを見るが
雑踏にかき消されもう、誰がしたのか判らなかった・・・。
やはり、心の迷いだったと自分に言い聞かせ、会社に向かった。
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