夫が帰り、食事の時に明日の話をした・・・。
『とりあえず、明日は会社休んで貰えないか?・・・お袋を病院までまた送って欲しいんだ
それからは、親父の面倒をまた見てやってくれないか?、子供達は学校もあるし俺が何とかする
本当にすまない・・・』
『いいえ、あなただってお仕事終わりに子供達の面倒見なきゃならないですから、ちょっと
忙しいけどやってみる、お義父さんは昼間食事を用意しておけば大丈夫かな・・・』
『ああ、ちさとの仕事もあるんだ仕方ないよ・・・それより身体を壊さない様にね・・・』
一日私が仕事を休んで、お義母さんを病院に送ってあとはお義父さんのお世話と言う事でした。
あれから十年も経っているんだから、お義父さんも今度は昔の様には無理だとその時は思いました。
翌日、子供達と夫を送り出してあの家へ行く準備を始めます。
とは言っても、自分の着替えとコスメ程度ですからすぐに支度は出来ました。
今は、2ドアーの軽四から4ドアーの軽四に乗り換えました、子供を乗せるのに都合が良いから。
荷物を積んで、車を走らせました。
それ程遠く無い所なので、私の運転でも一時間足らずで到着します。
何だか十年も空けていると、懐かしい気持ちも湧きますが、お義父さんから逃げる様に飛び出して
夫と子供との生活を選んで良かったと思っています。
車を玄関先に停めて、チャイムを鳴らします・・・ピンポン・・・。
『はーい・・・ちさとさんね・・・カギは開いているわ・・・入って頂戴・・・』
お義母さんの声がする、最近ごふさたしていても私を判ってくれた様だ・・・。
『お義母さん・・・お久しぶりです・・・また、大変ですね・・・』
『そんな他人行儀なこと言ってないで入って・・・あの人もお待ちかねなのよ・・・
ちさとさんが来るってはしゃいじゃって・・・ふふふ』
玄関先での会話も早々にリビングに向かうと、お義父さんが迎えてくれた。
確かに今度は本当に足が悪そうだ、杖をつきながら私に声を掛けて近寄って来る・・・。
『久しぶりだね・・・ちさとさん、元気そうで何より・・・わしゃ足が悪くなっての今じゃ
家の中でも、散歩でも杖がないとダメになってしまった・・・不甲斐ないな・・・
また、手間を掛けるがよろしく頼むよ・・・あいつも、いつ戻ってきても良い様にと、ちさとさん
の暮らしてた方まで掃除しているよ・・・』
(あいつも、息子まで騙す事になったが、ちさとを呼んでやるには、俺にはもう余り時間がない・・・本当は余生を
ちさと調教に掛けたかったが少しでも・・・俺を刻みたい・・・)
先にお義母さんを病院に連れて行かないと時間がない・・・、入院の用意はされているみたいなので、もう一度
二人で確認して車に積み込む・・・。
お義母さんを車に乗せて、お義父さんに挨拶して出掛けた・・・。
『ちさとさん・・・すまないね・・・よろしく頼むよ・・・』
『はい、お義父さん・・・帰りにお昼のお弁当と、夕食の材料をスーパーに寄って帰りますね』
そして、車を出した。
『ちさとさん、孫達は元気にしてるの?・・・もう二人とも小学校に上がったはずだけど・・・
そろそろ、こっちに帰って来ない?・・・あの人も歳をとって元気がないの・・・あなたと孫の顔が見たいってね
私もあなた達が暮らしていた部屋を掃除するたびに、孫やあなた達がいたらどんなに賑やかだろうってため息が出るのよ』
『そ・そうですね・・・今のお仕事が楽しくて・・・なかなか・・・すみません・・・』
『子供達も中学生になったら引越しも難しいでしょう・・・そろそろだと思うんだけど・・・それにあなたの仕事場って
こっちの方が近いって聞いたわ・・・それなら・・・』
『そうですね・・・子供達とあの人にも相談します・・・』
『良いお返事が聞きたいわ・・・なるべく早く考えてね・・・』
そんな話をする間に、病院に着いた、玄関先に停めて車椅子を借りてきた。
荷物もあるし、足元がおぼつかない。
受付を済ませ、病棟までお義母さんを連れて行く・・・。
今はコロナ禍の為に、病室までは私は行けないここで見送る事になる。
元気の無いお義母さんを見るのは辛い・・・引越しを考えないといけないのかななんて思い出す。
病室手前で手を振り、名残惜しそうなお義母さん・・・早く元気になって下さい・・・。
今回の入院は今日から二週間の予定だ、お義母さんとお義父さんの世話と仕事を両立しなければならない。
それに、あまりあの人に子供達を任せっきりと言う訳にもいかない・・・。
気合を入れて病院を後にした。
途中、スーパーに寄って買物をする。
このスーパーも変わらない・・・ふとあの日を思い出す・・・。
欲求不満解消にズッキーニ買ったっけ・・・野菜コーナーもあまり変わりがない・・・今はそんな気持ちになれないし
官能小説やイメプレで十分出来ている。
さっさとお買物片付けてうちに帰ろう・・・お義父さんお腹空かしているわ・・・。
お弁当も幕の内にして、消化の良い物を選んで夕飯は暑い日が続いているので、ソーメン・・・いやね・・・思い出しちゃった。
冷麺にしましょう・・・お野菜たっぷりにして・・・。
買物を済ませ車を走らせた。
一方、お義父さんと言うと足の痛い振りなど誰も居なければする必要もない、私が持ってきた荷物を物色していた。
引越しでみんな持って行くもんだから、ちさとの下着すら残っていない・・・どれどれ・・・。
二週間だから少し多めに持ってきてるな・・・パンティーにブラ・・・こっちはコスメか・・奥に何かあるな・・・なんだ?
イチジク浣腸にアナルストッパじゃないか・・・こんな物どうして・・・そうか、やっと興味を持ち始めたと言うところか
今晩から・・・いや、仕事に行くって言ってたな・・・もう少し様子を見るか・・・それにもう少し弱った老人を演じるか・・・。
そんな下心など想像出来ないまま車を走らせ、到着した。
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