・・一くん、私、今、寝てた?
・・いいんだよ、寝てても。
鈴ちゃんのピンクのパンティをずらす。黒く光る陰毛の下で指先を割れ目に這わせ、割れ目を押すとヌッと指が入っていく。
「鈴ちゃん」
「何?」
「好きだよ。」
「私も、一くん。」
「外でしようか?」
「どうして?」
「ここじゃ、気持ちよく声、出せないよ」
「ううん、ここがいい。鈴、我慢するから。」
部屋のクーラーは効いているのに、シーツの中は少しだけ蒸れていて、気持ちいい感じはしない。シーツの中で鈴ちゃんの濃いめの陰毛の中に顔を埋める。チーズのような発酵臭と汗の混じりあった、ムッとしたメスの発情期の匂いがする。舌先でクリトリスを探し、ブドウ粒の突起を唇でめくり上げ、そこを舌先で転がす。
…うっん、ううん、あっ、いい
鈴ちゃんの身体がグンとのけ反る。クリトリスを舐めながら、指先を膣内の肉壁の中にあてがう。十分な滑り気を帯びた肉壁は指先をスムーズに咥えこんでいく。中の狭さを感じるほど、指が締め付けあげられる。
「あっ、あっ、待って。いい、いきそう」。
「鈴ちゃん、静かに…ね。」
あれだけ言ったのに、鈴ちゃんは驚くほど大きな声で喘ぐ。
「鈴ちゃん、だめだって、静かにしないと。」
「一くん。言っていいあかな?」
「何を?言っていいよ」
「ごめんなさい…あのね、一くん、煙草のことなんだけど」
「タバコって?何だっけ?」
「本当のこというとね。もう隠すのはいや。ごめんなさい。酔って他の人とキスした。それだけだから。その人のこと好きでもなんでもないの。ごめんなさい」
「そうか。わかったよ。そんなこと、今さらいいよ。鈴ちゃん、正直に言ってくれてありがとう。」
そして、ぐっと鈴ちゃんを抱き締めながらキスをする。
「鈴ちゃん…前に「僕は結婚してるから、僕とは遊びだけどいい?」って鈴ちゃんに聞いたよね。でも、鈴ちゃんは「それでもいい」って言ってくれた。」
続けて、
「だから、こんなオジサンの相手してくれて、鈴ちゃんには本当に感謝してるんだ。好きな人が出来たら言ってくれって言ったあの言葉、あれは本音なんだ。だから、好きな人が出来たら、いつでも言ってくれたらいい。僕は君が幸せだったらそれで充分なんだ。」
「いや。私は一くんがいいの。一緒にいたいの。」。鈴ちゃんにいきなり抱きつかれ、唇を塞がれる。ふんわりしたみずみずしい唇で身体が蕩けそうになる。
「一くん、好きな人できたの?それでも、鈴、一くんと別れないよ。私じゃ不満なの?」
「違うよ。不満なんか全くないよ。鈴ちゃんのことが好きだ」
笑い声は聞こえなかったが、鈴ちゃんは暗闇の中で微笑んだ気がした。鈴ちゃんは僕の上になり、高ぶった肉棒を握りながら膣口に押し当てる。みずみずしい豊かな乳房が、やさしく僕の顔に当たる。僕はそのまま腰を前進させた。ズブリと肉棒がヴアギナの中に入っていく。微かなな引っかかりがあったが、そこをお構い無しに突破し、肉棒は鈴ちゃんの身体の奥まで到達する。
「あつ、うっん。」
喘ぐ声が漏れないようにキスで唇を塞ぐ。舌同士が絡み合い、喘ぎ声を溶かしていく。腰をゆっくりと動かす。ネットりとした肉壁が僕のペニスを締め付ける。腰の動きにあわせて日焼け跡の残る豊満な乳房が目の前で揺れる。そして、性器同士が擦れあう淫靡な音がする。
「うっ、あっ、ああああ、一くん、すごい、いつも気持ちいいの、、鈴ね、一くんとのエッチでいつも溶けそうになるの」
周りに聞こえないように声を抑えながら喋る鈴ちゃがいとおしい。鈴ちゃんは下半身をうねらせながら、肉棒を奥へ奥へと誘う。性器同士が擦れあうたび、艶かしい水音が糸を引くように響く。
「あっ、んんっ、ううん」。鈴ちゃんの口を押さえる手のひらに、鈴ちゃんの湿った息が降りかかる。
「一くん、いく、飛びそう、いくっ、本当に、いく、いっちゃう」。腰の動きを早める。最高の瞬間を味わうためにシーツをはぎとる。
「一くん、声でちゃう。もういい? 鈴、もう我慢できない 」
「いいよ。もう我慢しなくても。俺が何とかする」
「あっ、あっん、いい、すごい、気持ちいい、もうだめ~、いっちゃう、いっく~」」」」
ベッドの上で鈴ちゃんが叫ぶ。鈴ちゃんの身体がベッドの上で跳ね返ると同時に、ペニスが膨張し、尿道を熱いモノがかけ上がっていった。鈴ちゃんはベッドの上で痙攣しながら、僕は鈴ちゃんのお腹の上に精液を撒き散らした。
*********
「鈴、もう眠い。このまま、ここで一くんと寝ててもいい?」
「いいよ。朝まで一緒にいよう。」
僕は鈴ちゃんの額にキスをすると、鈴ちゃんは安心したように目を閉じた。しばらくして鈴ちゃんは寝息をたて始めた。そして、僕は鈴ちゃんの寝息を確かめ、鈴ちゃんにシーツをかけるとベッドを出た。
(終)
※元投稿はこちら >>