第1話
「なあ、俺以外の男とセックスしてくれないか?」
「何言ってるのよ、馬鹿…」
「頼むよ…俺…麻美が他の男とセックスして感じているのを見ると興奮するんだ。」
「そんなの変態じゃない…」
ここ数年…夫婦の営みの最中には…このような会話が存在していた…私は夫の貴也49歳、妻は麻美46歳、結婚20年で二人の子供がいる。
もうお分かりだろうが…私には“愛する妻を寝取られたい”という願望が存在して…近年…“寝取られ”は『NTR』なる言葉も存在し…性のジャンルとしては“一般化”しているように思える…だからか…セックスの度に妻に“他人とのセックス”を求めてしまうのであった。
しかし…妻は男性経験が私しかなく…性に対しても淡白であり…セックスというものは“夫婦の子作り行為”…そして子供を授かった後は“夫の性欲を処理する為の妻の義務”としか捉えていなかった…それに輪をかけたように初で“クソ”がつくほど真面目な性格でもあり…そんな妻から見れば所謂“アブノーマル”と言える私の性癖など受け入れられる筈もなかった。
ある夜の夫婦の営みから…妻への誘いの言葉を変えてみた…
「麻美…愛してるよ。だからお前が他の男とセックスしてるのを見て…嫉妬して…麻美への愛を確認したいんだ。」
実のところ、某寝取られ系サイトで目にした、寝取られ体験のある夫婦のご主人の奥様への“口説き文句”を使わせていただいたのだ。
このご主人曰く「妻に自分の欲望を押し付けるのではなく、愛情を表現するように」という趣の言葉を妻に掛けるようにしたのだ。
“戦法”を変えたことにより効果が出たのか…ついに…
「あなた…私が他の男の人に抱かれても…本当に嫌いにならない?」
と…頑なだった妻が“寝取られ”に興味を示す言葉を口にした…
「ならないよ…それどころか凄く嫉妬して…益々麻美を好きになってしまうよ…」
「それなら…一度だけ…」
「本当か?麻美…ああ…」
妻が寝取られることが“現実化”したことにより…私は未だかつてない興奮に見舞われ呆気なく果てたのだった…
「麻美、どんな男とセックスしたいんだ?」
「どうせなら…あなたと違って細めで腹筋が割れてる人がいいかな…」
翌日、スマートフォンから某寝取られ系サイトにアクセスし、妻の“相手”を募集していた…妻の求める男が私とは相反するタイプであることに凄い嫉妬を覚えるも…それが興奮を呼んでいることも確かであった…
『妻45歳、二人の子を産んで崩れた身体をしていますが顔はそこそこ美形で我妻ながら熟女人妻が好みの男性にはたまらない女性だと思います。
・煙草を吸わない。
・毛深くない。
・細身で腹筋が割れている。
・巨根で早漏ではない。
以上の条件に合う紳士の方、私しか男性経験のない妻を悦ばせていただけないでしょうか。顔と裸の画像、できれば勃起したPの画像も添付にてのご応募をお待ちしております。』
というようなコメントに妻の画像も添付して寝取られ募集の掲示板に投稿した。
「私みたいな“おばさん”でも大丈夫かな。」
とういう妻の心配など吹き飛ばすかのように…結構な件数の応募の投稿が掲示される。先の条件を満たした様々な年齢の男から応募が来る…妻から見れば息子みたいな20代の男もいたことには驚いた。
妻とともに掲示板上の応募してきた男達を“審査”していく…先ずは妻好みの顔の男を選びコメントの内容を吟味していく…当然ただ単に“人妻とヤりたい”とういような欲望を伺わせるような男は省いていった…そうしている間に…
「この人良さそう…」
と妻が一人の男に目を止める…その男は50代…画像からは渋めのイケメンという感じで“チョイ悪感”も漂わす…そして画像から見る肉棒も私を遥かに凌ぐ巨根であった。
「確かにイイ男だし、何たってチンコが大きいからな~だから麻美は気に入ったのか~」
「何言ってるのよ馬鹿、この言葉を読んでよ」
包茎ではないが短小で早漏な粗チンであるコンプレックスから嫉妬し冷やかす私に妻はスマートフォンの画面を指す。
書いてあるコメントは、正に誠実さを表す内容であり、それが寝取られに関しての慣れも伺わせる。
先ずは私が彼とメールを交わすことにした。
男はメールで『山本』と名乗った…“寝取り”も何回か経験しているとのことであった…そのためか…私の“初めての寝取られへの不安”に対するメールにも真剣な返信をしてくれた…
『ご主人、一度二人でお会いしませんか?』
とうとう山本から誘いのメールが入る…これまでのメールのやり取りに加え、妻を同伴させず先ずは私とだけ会いたいというところに彼の誠実さを感じ、私は彼と会うことにした。
ある金曜の夜、私と山本はとある繁華街がある駅にて待ち合わせをする。
「貴也さんですね?こんばんは、山本です。」
現れた山本は掲示板にあった画像と偽りなく細身で渋めの“チョイ悪オヤジ”であった。
「こんばんは。今夜はよろしくお願いします。」
私が挨拶をすると…
「貴也さん、先ずはひとっ風呂浴びませんか?」
何と山本は駅前のサウナ&大浴場が入居するビルを指す…居酒屋にでもと思っていた私の意表を突く誘いだが…山本の意図は裸になり画像で示した私達夫婦が希望する肉体であるかを…先ずは実際に確認して欲しいとのことであった…ここでもまた山本の誠実さを感じてしまう。
「貴也さん、いかがですか?」
脱衣所で目にした山本の裸は…これまた掲示板の画像どおり毛深くなく腹は“シックスパック”に割れており…肉棒も勃起していないにもかかわらず私の“粗チン”などと比べようもない大きさである…
(この山本さんの大きなチンコが勃起して…それが麻美のオマンコに入るなんて…ああ…)
私は逞しい山本の肉棒を目にし…それが硬く勃起して愛おしい妻の蜜壺に挿入されることを想像し…肉棒を硬くしてしまう…
「どうやら、よろしいようですね?貴也さん。」
私の肉棒の反応を見て山本は悟ったようだ…当然…私も山本の悟りに異論はなかった。
入浴しながら山本の素性を聞く…会社経営者だということ…現在は独身だが離婚歴があること…など。私も自分の素性を語ったり…そして…互いに趣味なども語り合ったり…二人はすっかり意気投合していった。
「乾杯!」
入浴後、私と山本は食事処で風呂上がりの一杯を堪能する。
「どうです?次は奥さんも交えて三人でお会いしませんか?」
杯を重ねている内に山本が切り出してくる。
「そこで奥さんが私を気に入らなければ、止めてもいいですから。」
私が直ぐに返事をしないことが、実際に妻を山本に会わせること躊躇っているように思わせたのか…山本が気遣うも…
「いえ、おそらく妻は山本さんを気に入るでしょうから、できれば…もうセックスするという前提で。」
もはや山本を信頼している私には…むしろ妻を会わせるだけでは満足するはずなく…山本に妻とのセックスを望む言葉を口にしてしまう。
「貴也さんが、そう言われるならば、奥さんとセックスするという前提で会いましょう。」
「はい、お願いします。」
まるで“寝取られプレイの成功”を祈念するかのように二人は乾杯し直した。
翌日の土曜日の午後…郊外の某駅にて私と妻は山本を待つ。
前夜の帰宅後…私は妻に会ったことで確信した山本の誠実な人柄を話すと…既に掲示板を見た時点で山本に好印象を抱いた妻は…もう拒むはずもなく…ならば“善は急げ”というように…早く実行に移したのであった…
「貴也さん、こんにちは、昨日はどうも。奥さん、初めまして、山本です。今日はよろしくお願いします。」
「こんにちは。こちらこそよろしくお願いします。」
「初めまして…よろしく…お願いします…」
駅のロータリーに乗りつけた高級な車から山本が私達夫婦の前に姿を現し…互いに挨拶を交わす…妻は凄く緊張している様子であった。
山本の車で…私達は複数人が利用できるというラブホテルに向かう。
「いやあ、画像で見るより奥さんはずっと綺麗ですね。今日、そんな素敵な方とお会い出来て嬉しいですよ~」
道中の車内でも…山本はハンドルを握りつつ…妻の緊張を解そうと気を遣う…流石に寝取り経験があるだけあり…山本との会話で妻の緊張は解けたようで笑顔まで見せる…そんな様子に私は嫉妬を覚えるも…それが興奮を呼んで微かに肉棒が反応していた。
ラブホテルに着き…部屋に入ると…
(これから…ここで麻美は…山本さんに…ああ…)
目に入ったダブルベットの上で…妻が山本に抱かれて乱れる姿を想像し…穿いている綿パン越しからも伺えるくらいに私は肉棒を激しく勃起させてしまう。
「ほら、奥さん、旦那さんの股間を見てください。これから私が奥さんとセックスすることにもう興奮されているようですよ。」
そんな私の興奮を悟り…山本は妻に私の“テントを張った”といえる状態の股間を見るよう促す。
「やだ…あなたったら…」
妻は私の膨らんだ股間も目にして…私の異様といえる興奮に恥じらいと戸惑いを示すも…何か興奮も伺えるようだ…そこへ…
「奥さん、旦那さんをもっと悦ばせてあげましょうよ…んん…」
山本は妻を抱き寄せキスをして…私の嫉妬心を煽りつつ…妻の現れようとする興奮を引き出そうともしていた…
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