ホテルのフロントを抜け、エレベーターに乗る。38階のボタンを押す。
3805室。分厚い部屋のドアが開く。
「いらっしゃい」
部屋の中は女の香水のほのかな香りがする。鼻腔がこの匂いは記憶している。
「何か飲む?」
「ワインにしようかな」
「白?それとも赤?」
「どちらでも」
部屋の片隅の照明に彩られた円形のテーブルに近づき、グラスに赤ワインを注ぐ。30デニールの黒パンストに包まれた美脚。片方のヒールを脱ぎながらワインをグラスに注いでいる。黒パンストに包まれた足裏が見える。
「どうぞ」
窓際の豪奢なテーブルにワインのはいったグラスを置くと、女はふらつく足でソファーに座り、グラスに入った飲みかけの赤ワインをぐっと飲む。
「待ってたわ」
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「疲れてる?マッサージしてあげるよ」
「お願い」
そういうと美香はベッドにうつ伏せに横たわる。スカートから出た美しいパンストに包まれた2本の美脚。黒い足裏が艶かしく僕の目に映る。彼女の膝をたたせ片足を持ち上げる。そして足裏に指を這わせる。全くの湿り気のない足裏を揉みながら、彼女の足裏に舌を這わせる。少しの汗で程よく蒸れた匂いが鼻腔をつく。形の良い脚指を口に含み、指の股に舌先を食い込ませる。足先を舐められるのははじめてではないと思うが、少し恥ずかしげに腰をうねらせている。
「ああつ、変な気持ち。ねえ、匂わない?ずっとシャワー浴びてないのよ」
「いや、いい匂いだ。」
爪先をしゃぶりつつ、脹ら脛、そして内腿へ指先を這わせる。
「四つん這いになってくれる?」
スカートを捲し上げる。パンストとパンティに包まれた形の良いヒップが露になる。四つん這いになった彼女のヒップの感触を楽しみつつ、そのまま、指先を両足の間へ前進させる。よりしっとりとしたパンストのクラッチ部分を指先を立てながら刺激し、内腿の下から更に奥へと指を這わせる。中指をたてると、ほとんど抵抗がなく沈みこむ部分がある。そこに指先をぐっと押し込む。
「あっん」
窪地に浅く指を沈めただけで、彼女は身体を震わせつつ、小さな吐息を漏らす。指先に熱気を感じる。女のモノがすでに濡れているのを感じ、僕のペニスはパンツの中で脈打ちながら大きくなっていく。
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女はピアスを外し、そっとテーブルの上に置く。オトナの濃厚なセックス。ベッドの横にはさきほど脱いだばかりの黒いパンストと紫色のレースのパンティが無造作に投げ捨てられている。見つめあいながら感じあう。女は一度、部屋の大きな鏡の前でポーズをきめる。
「きれいかな、私って。どう?」
窓際に女をたたせ、蜜口に舌先を這わせる。女は声をたてて肉棒を美味しそうにしゃぶる。キスをしながら、女は肉棒を手でしごき始める。お互いの性器を交互に愛撫しあう。女は僕の乳首に吸い付き、尖った舌先で音をたてながら乳首を舐め立てていく。女の腕は僕の首に周り、首筋を舌先で舐め始める。
「もう入れて」
紫色のパンティの細くなった部分を横に開き、開いた隙間から肉棒を挿入する。窓に手をつかせ、後ろから肉棒をつきさす。女は片手を窓につき、もう片方の腕を僕の首に回して、こちらを見ながら悦びの声をあげる。
「あっ、気持ちいい、固いわ…うっん、いいわ」
「ねえ、舐めていい?」
抜いたばかりの肉棒に女はまたもやくらいつく。ジュブジュブという淫靡な音をたてながら、カリの先から裏筋へと丁寧に舐めていく。両手でペニスを握りながら、喉の奥までペニスを沈めていく。
・・・・ウグッ、うん、あっん
ペニスを手でしごきながら、僕は女の小ぶりな乳房を揉みしだき、桜色の乳輪の真ん中で勃起している乳首にすいつく。女はヒールを履いたままだったが、ヒールとパンティを脱ぎ、それを床に放り投げる。薄いが幅広いデルタは大小の陰唇の上まで生えていて、触るとざわざわとした感触を指先に与える。蜜口に舌先をいれる。先ほどとは違い、溢れでた愛液が割れ目に溢れ、クレパスの上のブドウ粒は皮が剥けて赤く勃起している。内腿に愛液がしたたり、部屋の明かりの中で一筋の光を放っている。
正常位でペニスを挿入する。普段、仕事場では女は派手な装飾品は身につけていない。控え目なピアスぐらいのものだか、今はダイヤの付いたネックレスがキラキラと七色にゆらめいている。見覚えのあるネックレス。窓の眼下には都会の明かりが煌めいている。短いスパンで次次と体位を変化させる。
次に女は僕の上に跨がる。女の腕が僕の首を締め付けんばかりに、強く首に回され、女は肉棒を下の唇で咥えながら積極的に自ら腰を動かす。
「あつ、あうん、気持ちいい、いいわ、ちょうどいいのね。あっ、当たってる」
窓際で熱い吐息を交わす。はあはあ、と二人の息があがってくる。女の背中には汗が流れ、長い黒髪も汗で濡れそぼっている。女を窓際にたたせ、片足を持ち上げ、立ったまま、下から肉棒を蜜口へ突き刺す。女の小ぶりな乳房はその動きに合わせながら、上下左右に自在に動く。
次は片足を上げさせて後ろから、少し角度を変えつ肉棒をその柔らかな肉壁の中で動かし続ける。次はまた騎乗位と、めくるめく体位を変えていく。窓際からベッドサイドのソファーに移り、女を股がらせ、下から再度つきあげる。女は唇にむさぼりつき、熱く荒い吐息を吐きながら、自ら腰を動かす。ちらりと顔を見る仕草、その顔には悦びの恍惚とした表情が浮かんでいる。
負けじと僕は女の腰を浮かせ、下から激しく腰を上下に動かす。女の絶叫に近い喘ぎ声は止まらない。背面騎乗位で挿入。女は僕の身体の上でのけぞり、悦びの声を挙げ続けている。
するりと肉棒が抜ける。
「ごめん」
「いいよ。」
女をベッドに寝かせると、女は肉棒を握りしめ、自らの蜜口にあてがう。そのまま、ゆっくりと腰を落とす。正常位で片足を持ち上げ、内腿の裏を舐めながら、女を楽しませてやる。
「あつ、あん、これが気持ちいい」
「・・・・・うっ、出る」
「出してもいいわよ」
女の口先に肉棒の先端を持っていく。
「顔にかけてください」
「いいのか?」
「いいの。顔にかけてほしいの。」
ドピュっと出た精液が女の顔に落ち、女の頬が吐かれた精液で白くなる。そのままベッドへと倒れこむように崩れていった。女へのこの行為は男を最大限に興奮させるものであった。
(続)
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