ホテルの室内はだいぶ暖かくなってきたが、ベッドのシーツはまだ冷たかった。時間があまりないことは分かっている。ソファーに腰掛け、ゆっくりとコーヒーを飲んでいる時間さえ勿体ない。おまけに、早く自宅に帰りたい、という気分が強くなってきている。ソファーの背もたれに乱れるように掛けられた彼の喪服と私の喪服がそれを物語っている。私はストッキングを脱ぎ、床まで降りきった黒のパンティから両足を抜く。キャミソールを脱ぎ、ブラジャーを取る。全裸になって、ベッドに上がり、少し足を開いて彼を待つ。彼もベッドに入る前に身に付けているモノを全て脱ぎ捨て、ベッドへと上がってくる。お互い全裸になり、解放された気分になり、ベッドの上で寄り添う。足が絡み合い、彼の足の毛のざらざらした感じが私の足に伝わる。私は彼の側で片肘をつきながら聞いてみる。
「あなたの奥さん、嫉妬深いの?」
「たぶんな。一度会ったことあるだろう。大人しそうだったろ。でも、ああ、見えて気が強いんだ。不倫がばれたら即効で離婚だよ。でも、うちは俺が浮気するなんてこれっぽっちも考えてないと思う。なにせ、これまでそんなこと想像させることなんて一度もなかったからな」
「不倫は初めてって言ってたわよね」
「ああ、あなたが初めてだ」
「不安になることない?」
「不安はある。でも、見てみない振りをしている。心が満されるとき、このまま続けてもいいかなって思っている。長くは続かないなら、幕が引けるところまでいってみる覚悟はある」
「そうなんだ…少し安心したわ」
ちらりと彼の股間へ目をやる。彼のモノは白い粉を吹き、すでに急角度で屹立し、いつもの太さと逞しさを見せつけている。垂れ下がっていた陰嚢はいつのまにか、丸くなり、太い幹にぶら下がっている。
ふふっ。私は微笑みながら彼のオチンチンを咥える。彼は私の頭に手を置くと、私の頭をゆっくりと動かす。恍惚の表情を浮かべながら、軽い吐息を漏らす。たっぷりと丁寧にフェラチオをしてあげる。陰嚢をタッチしながら、根本から先端まで舌先で愛撫してあげる。私は幹を締め付けて吸い、口の中では唾液をたっぷりと含ませながら舌を絡めていく。たまに、ぐっとオチンチンを突っ込んでくるので、その先が喉につかえて、「ごほっ」と思わず、えづいてしまう。彼は私の生暖かい唾液にまみれたオチンチンを快感でひくひくとさせている。
「美香のオマンコ、舐めさせてくれ」
私はくるりと反転すると、彼の顔の上に股がる。彼は私のお尻に手を回し、私の股間に顔を埋めると、顔を左右に動かしながら尖らせた舌先で割れ目の中をつついてくる。舌先と指先で潤いを帯びたオマンコは熱をもって、そこだけが身体から切り離された何かの一部のような感覚を覚える。
「あっん、ああああ…匂うでしょ。お昼からシャワー浴びてないのよ…」
もちろん、時間がないので、シャワーの時間は省略されている。オマンコはパンティで擦れた匂いや、汗そして脂で湿り、その扉を開くと、中から濃い匂いがすることは分かっている。ムレムレのオマンコの内側は淡い酸味のヌメリにまみれ、彼の舌の蠢きはますます滑らかになっていく。彼は濃厚なオマンコの匂いに酔いしれながら、舌先を上下に動かしながらクリトリスまで舐めあげてくる。
「ああああ、あっん」
彼の顔が私のお尻の下へと潜り込んだ瞬間、私は思わずキュッとアナルに力が入る。彼がオマンコとは違う穴をぺろりと舐めたとき、身体がピクンと震える。
(あっ、本当にそこはだめ。シャワー浴びてないのにそこ舐めるのって反則よ)
彼はオマンコやアナルを舐め続け、その舌先での愛撫を徐々にクリトリスに集中させていく。
「あっ、あああ、ダメ、そこ、きもちいいわ」
私は彼が舐めやすいに足を広げオマンコを前へとつき出す。私の快感の度合いが増していることが分かったのか、彼はさっき私の乳首にしたことと同じように、クリトリスを口に含み、舌先で転がし、舐め、吸い、そして前歯で甘噛みしてくる。乳首とは敏感さがかなり違う。私はもう彼のオチンチンを咥えて舐める余裕がなくなりスポンと口からオチンチンを離す。私の身体はのけ反り、心とは裏腹にクリトリス攻めから逃れようとする。でも、彼は私がクリトリス攻めを望んでいるという確信があるので、太腿を抱えながら、クリトリスへの甘噛みと高速舐めをつづける。
「はあはあつ、ダメ…も、もう、…あああ、きもちいい、い、いく、いっちゃう…」
絶叫と同時に私の身体は彼の身体の上で勢い良く跳ね、その反動で私はベッドの上に仰向けにひっくり返ってしまう。
…………
天井を見つめながら上がった息を整える。
「美香、いったのか?」
「うん、いったわ」
そういいなが、彼のオマンコへのタッチで身体がピクンとなる。
「さあ、次は一緒に気持ち良くなろう」
彼は私の足を左右に開くと、広げた股間に身体をねじ込んでくる。
「ねえ、きて、オマンコ、むちゃくちゃにして」
(続)
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