<ラスト>
201×年11月◯日。16時。
ラブホテルの一室。 美香は仕事着の白衣を着ている。
・・・美香、好きだよ。
男は美香の白衣を脱がす。美香の肩からスルリと白衣が落ちる。黒のブラジャーが現わになる。男の手がブラジャーを剥ぎ取る。美香の小ぶりの乳房が現れ、その先端に勃起した黒い乳首が見える。
・・・このパンストってどうやって買ったの?
・・・アマゾンで買ってん。どう…いいやろ。
美香は黒いパンストを履いているが、クラッチの部分は空いていて、おま×こが丸見えになっている。
・・・白衣、邪魔やわ。脱いでいい?
・・・そのまま。美香の仕事着やろ。これ着て仕事してんねんな。女医みたいやん。どうなん薬剤師の仕事って。
・・・私、この仕事、誇りもってしてるわ。パパもそうだけど、ドクターには分からないかもね、薬剤師の仕事って。在宅とかって知ってる?みんな、頑張ってんねんで。
男のペニスが美香の中に入る。腰が突き上げられる。
「あっ、あああ、いい~、きて、きて」
白衣を脱ぎすてると、「イクっ」と喘ぎ、静かに美香は中イキしたようだった。
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201×年3月◯日18時。
(もう、二人のセックスシーンはもう飽きたので省略する。)
セックスの後。
・・・はあっはあっ、もうだめ、できない。
・・・美香、もう一回。
・・・もう一回?………ちょっとだけでいい?………あっん、あああっ、涼くん…きて………いい…出して~ 。
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・・・もう動けない………あっん、はあっもうだめよ……… 涼くん、こんな時に言うのも変だけど…私のこと、嫌いになってもいいから。
・・・ごめんね。こんなときに。でも今言っとく。あのね、これから先、今よりもっと会えなくなると思う。私ね、お友達としていいなって思う人ができたの。パパじゃないよ…今の職場の人。私より3つ上の人。すごく私に優しくしてくれるの。水筒とか忘れたら、毎回、わざわざ家に届けてくれたり、そのたびに変なプレゼントくれたり。
それに自分の悩みごととか正直に聞かせてくれたり。男って、弱いとこ見せたりしたがらないと思うけど、この人ってなんか弱いのね。でもそこが良いな~って思うの。多分…この人、私のこと、好きだと思う……………今、その人から食事とか誘われる機会が増えて来ててね。
これまで何回か断ってきたけど、職場一緒だし、やっぱり少しはお友達としてお付き合いしとかないと、仕事もうまく回らないと思うの。だから、これから涼くんと会う時間は、、たぶん減ると思う。
・・・う~ん、、、。そうなんや、、そいつとは友達なんやな。わかった、みいたん、これまで俺のためにたくさん時間使ってくれて来たから、みいたんの好きにしいや。
・・・涼君、優しいのね。できる限り会えるようにはするね。
撮影はそこで切れた。 そして、もうこれより先の動画はなかった。
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次の日、何事もなかったかのようにスマホを美香のロッカーにこっそりと返しておいた。
中身を見られたことには、美香には全く気づかれりことはなかった。
もちろんこの話は美香には内緒だ。だから、この若いドクターとそれからどうなったかは知る由もない。別れたのか?まだ細々と不倫関係を続けているのか?以前、平日の昼にスタバに行こうと美香を誘った際、
「仕事終わったし、今日、時間あるからスタバでお茶せえへん?」
「ごめん、、今日は用事があって行かれへん」
「美香さん、今どこ?」
「今は家やけど」
「美香さん、大事な相談があるんやけど、少しだけ話しでけへん?玄関のとこでもいいから、、だめかな?」
「家はだめ。今、子供も居ないし、平日のこんな時間に来て、男が自宅なんかに入るのをもし近所の人に見られたら変な誤解されるから。ここってそういう場所なの。ごめん。だから、今は本当にだめなの。後でラインしてくれる?」
会おうと思って時間も空けてたので、なんだか会いたくなって、美香の自宅前まで車で行くと、いつもの所に美香の赤色のプジョー、そして大きな外壁の門扉横に黒色のレクサスが止まっていた。勘違いかもしれないが、もしかすると…今頃、自宅の中で。あの男との関係はまだ終わってないかもしれない。こうしてるときにも、美香はベッドの上で男と抱き合いながら。
隠しフォルダーには、「3」とか「一」とかいうのもあったが、長い話はもうここで終わりにして、また次の機会に話すとしよう。
(終)
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