スマホを覗き見た代償。そして・・開花11
俯いたまま頷いた夏美の顔は明け方の暗い室内では良く見えませんでしたが、小刻みに肩が震えているように見えました。
時計に目をやると、5時30分を指しており、土曜日なのに平日と変わらない時間に目覚める夏美の主婦力に感謝と同時に申し訳ない気持ちも感じました。
『夏美……中見たって……どこまで見た…の?』
(夏美のやつどんな反応するんだろ・・俺にもわからない・・)
『どこまでって……その…スマホ見たら…その…サイトの交流掲示板がそのまま表示されて…あの……だから……あっ!!あなた…スマホ勝手に見てごめんなさい……』
涙を浮かべながら、パニック状態の妻の姿に罪悪感を覚えながらも、ここまで来たら後戻り出来ません。
『スマホ見たのって……最近…俺の様子がおかしかったとかあったか?…その…そんなサイト利用してたし……』
『……あっ…う…うん(言えない・・覗いてた上に何年もこんな事続けてたなんて…あなたごめんなさい)』
(夏美のやつ・・流石に何年も前から見てたとは言えないみたいだな・・でもこの夏美がついた嘘も・・余計に罪悪感抱いて今後の行動にいい方向に繋がるかも・・)
『そっか……やっぱり俺の様子…おかしかったよな…流石夏美だな…その変化に気付くなんて。
なら…中も見て…俺の願望とか……やった行為(擬似NTR)…全部知ったんだよなぁ。
ごめんな!本当に……気持ち悪いし許せないよな……だから到底受け入れるなんて……』
(今日だけ覗いたって思ってるんだやっぱり。良かったけど罪悪感が・・・。それに、みさきとしてメッセージやり取りしたのも気づいて無いみたい。やっぱりあのメッセージの内容・・愛してるってのは本当なんだ・・)
『……すごい…凄くビックリしたし……戸惑ってる正直……。』
(あぁ・・やっぱりダメかぁ)
『……で…でも、私の事いつも考えてくれてるあなたが…あんな願望抱いたり…その…私の写メ貼ったりしたって事は……それほどあなた自身も色々悩んだり…苦しんだりした結果なんだろうなぁ……とも思う………それに……それに私にも原因あったのかなぁって……思った』
(おお・・!!!!!理解ある発言?これって・・)
『確かに……凄く悩んだし、色々考えた。1番愛してる……夏美を…他の人に見せたり…ましては抱かれた姿見たいなんて……思う事自体……。
本当にごめんこんな夫で……。夏美が悪いなんて…そんな事はないよ。』
(あなた・・やっぱり思い詰めてたんだ)
『ううん、私も悪いところあったと思う…思い返したら…。子供産まれてから…忙しくてあなたの事……かまってられなかったり。
それに…その…Hとかも…作業的っていうか…2人で共感しあって育む感じ私が持って無かったとも……今考えれば思うの。
だから、段々興奮とか出来なくなって……あなたも悩んでたのよね……。
あなたはその状況どうにかしたいって思ってたのに私は……何も考えて無かった』
(俺が中折れしてたり、立ち悪くなってたのは気を遣ってオブラートに包んでくれてるなぁ・・)
『夏美は悪くないけど……正直そういう思いはあった……なんか俺の独りよがりだなぁって…でも夏美も子育ても家事もあるからって言い聞かせてた。
そしたら…段々と……気付いてただろ?俺の…その立ちが悪くなってたりしたの……。
実はそのあと……勃起不全になってたんだ(本当はそこまではなっていない。マンネリ等もありSEXレスになった部分が大きいが・・)』
『えっ?勃起不全って……そんな事になってたの?知らなかった……だから…だからここ何年もしなかったの?(そんなに悩んでたなんて……)
あなた気付いてたあげられなくてごめんなさい』
(夏美は本当にいい奴だなぁ・・・)
『俺も情けなくて言えなくて……こんな事。だから色々考えて…調べたりしてたら…NTRとかそういう事で勃起不全治ったって人いる事知って……
まさかと思いながら色々見てたら……俺もそういう願望抱いて…考えたらドキドキして少しあそこが反応したんだ……』
『そうだったのねあなた……。そんな経緯が……。私では勃起出来ないからって、浮気とかしなかったのは凄く嬉しい(スマホを覗いていた為浮気していないのは知ってるから)……。
だから、その……出来る事なら…協力…したいって気持ちはあるの。出来る範囲で……その(言っちゃった私……)』
(うぉぉ!!きたぁー!!ここだ…ここからが重要だぞ)
『もちろん浮気なんてしてないよ。そんな事より夏美……いいのか?協力って………出来る範囲でって……』
『……うん……(どうなるんだろ……私…いきなり誰かとさせられちゃうの?そんなの流石に無理よ)』
『なら、夏美……一緒に書き込み見ないか?』
『えっ?あっ……うん……』
(えっ?それだけでいいの?やっぱり優しい洋平)
2人で交流掲示板を見る事した。先ずは、交流掲示板を見て興奮している夏美を確認し、夏美のスケベ心とM気質を刺激しようと考えたからである。
『夏美……見て……こんなに沢山書き込みが……』
(一晩明け、更に書き込みは増え、夏美に対するいい評価も沢山あり・・)
『……恥ずかしい…沢山の人がこれ見てるなんて…若い頃の写メでも恥ずかしいのに……最近の写メまで……これって5年くらい前のやつ?』
『うん。そうだよ……どっちも魅力的で恥ずかしくないよ……ほら、すごいみんな褒めてるし興奮してるよ。この子(若い男)なんて……最近の写メ見て沢山オナしましたって……』
『あっ本当だぁ……こんなに若い子が……本当に色んな人が見て……評価されてる…私の……あなただけしか見せた事無い身体が……ハアッ』
火照った身体から出る吐息を見逃さなかった俺。
『俺しか見た事無い身体見られて…色々評価されてる夏美見て…俺…自分でしてるのに嫉妬と興奮と……なんか誇らしい気持ちと……色んな感情が……夏美は正直どんな気持ち?』
『えっ? ……1人で見た時は、戸惑ってパニックだったけど…あなたと見てたら……凄い恥ずかしいけど少しドキドキしてる(オナしてたなんて言えない)。それに…あなたの気持ち聞いて…なんか嬉しい気持ちも湧いてる不思議と……』
(いいぞこの流れ………よし)
『夏美……なんか凄い嬉しい!2人で久しぶりに…なんか気持ち共有出来た気がして。
夏美……書き込みにあるようにほら(今の姿を見たいという数多くの書き込み)……今の姿……載せたらダメか?!………』
『えっ……(確かに沢山書き込みある……今の身体……写メ見せるなら今もしてるしそれくらいなら……)……いいよ……あなたと気持ち共有出来るなら写メ載せるの……』
(よし、上手くいった!!これは大きいぞ)
『夏美!!ぎゅっ(抱きしめ)凄い嬉しいしドキドキしてる俺……。
なら、この写メと同じような格好してみて』
『うん……あなたの前で脱ぐのも久しぶりだから恥ずかしいけど(パジャマを脱ぎブラを外す。授乳も終わり更に時間が経ったのと少し肉付きが良くなったのもあり5年前より膨らみも張りが出ているおっぱいが露わに)……。
下も脱ぐのよね……(下のパジャマも脱ぎ膝を立てて座る)こう?』
(久しぶりに見た・・おっぱいデカくなってる)
『夏美……凄いいい…パシャっ…。おっぱいより魅力的になってない?ハァ…ハァ…
夏美…そのまま…もう少し股開いてパンツ食い込ませてこの写メみたいに』
『んっあなた……確かにおっぱい大きくなってるかも……ハァ…食い込ませるの恥ずかしいけど…んっぁグイ…ググッグイ~!!!』
(いやらしい格好……たまんないなぁ)
『パシャっ……夏美凄いいやらしいよ…パシャっ……写メと同じように食い込んで凄いいやらしいよパシャっ……5年前より魅力的だよ…どうなのかみんなに評価してもらおう』
『んっハァハァ…恥ずかしいけど……うん…2人で見ようねあなた…ハァ(私凄い興奮してる……たまんないくらい……おねだりしたいくらい濡れてる……触って欲しいくらいに』
そんな気持ちとは裏腹に子供達が起きてきた声が寝室に届きました。
『…起きてきちゃった……ハァハァ(慌ててパジャマを着る妻)』
『夏美……気づいたら時間経ってたみたいだなぁ…凄いドキドキしてたのに俺……貼り付けるからまた夜見ような……』
『…うん…』
慌ただしく寝室を出て行く夏美を見送り、確かな手応えを感じた俺でした。
『よし、貼り付ける完了。夜が楽しみだなぁ』
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