一くんと身体を重ねたのは、私が前の職場を辞めて半年後だったわよね。
季節は晩秋。
私はすでに違う職場で仕事を始めていた。もうこの日、一くんと出会う前から決めていた。悩んだけど、私の中で今まで大事に守っていた一つの線が切れた感じがしたの。
だから、私は迷いなく、
「もういいことにする。今日まで我慢してくれてありがとう。今日はいいよ」と伝えた。
短い言葉だったけど、私の心は晴れ渡っていた。
昼食を済ませ、愛車の赤のゴルフに乗って1号線沿いのラブホテルへ向かった。もう既に一くんの車は駐車場に停まっていた。車から降りると、一くんが笑顔で私を優しくエスコートしてくれる。
「行こうか」。少し震えているような、優しくて暖かい声。
「はい」とは言ったものの、心臓はドキドキしている。
リラックス、リラックスと自分に言い聞かせる。
「結構、部屋埋まってるね~ここでいい?」
部屋のボタンを押し、エレベーターへ乗る。期待と不安でドキドキする。落ち着かなきゃ。部屋へ入り、電気をつける。目の前に大きなベッドが見える。
「へえ~、こんなんやった?ラブホって」と、何度も来てるけど、来てないふりして軽い嘘をつく。
ソファーに座ると、私は一くんの膝の上に頭を乗せて横になった。そして、下から一くんの顔を見ながら、「キスして」と伝える。一くんは私の唇にそっと唇を乗せる。私は一くんの膝に顔を埋める。私の身体は震えていたと思う。一くんがそっと私の髪の毛を撫でてくれる。
(主人以外の他の人の手ってなんて素敵なの。なんだか、触られるところ全部感じちゃうんだけど)
「このまま寝ようかな?」。私は顔を埋めたまま、そう小声で呟く。
「眠たいの?」と聞く一くんに、
「うっそ~、眠たい訳ないやん。ワクワクしてるの。ねえねえ、これから何してくれるの?エッチでもするの?キスだけで終わったら泣くよね?」。恥ずかしいので、ついつい一くんに意地悪したくなる。
「じゃあ、上着を脱いでソファーに横になってくれる?カラオケのリベンジだ。今日は飲んでないから大丈夫。」
黒のキャミソール姿になる。両耳のイヤリングとネックレスを外しテーブルへ置く。ソファーに横になると、膝丈のスカートをスルッと脱がされる。30デニールの黒パンストに包まれた片足を持ち上げられ、一くんは私の足先を口の中へ頬張った。足の指を1本1本咥え、匂いを嗅ぎ、頬ずりをする。
舌先で足裏や脛あたりを舐め、舌先がすっーとふくらはぎを這う。もう片方の足も同じように愛撫される。そして、ふくらはぎから内腿へ舌先が降りていき、パンストのクラッチの部分へ舌先が到着する。
ゆっくりと閉じてた脚が開いていく。あっ、もっと恥ずかしい姿にしてって心の中で思う。舌先ではなく、舌全体で舐めるように一くんは私の秘部を愛撫する。
「あっ、気持ちいい。」
思わず声が漏れる。その声に私は恥ずかしくなり、耳が熱くなるった。まだ、一くんとこういうの慣れてないから。触らなくても、もう既にアソコは濡れているのが分かる。
「一くん、ズボン脱いでくれる?」
一くんはズボン、そしてパンツを脱ぐ。早くも猛々しく反り返った肉棒。一くんのオチンチンはもう何回か見てるけど、パパのそれとは違う形と大きさにアソコが熱くなる。身体の芯がじゅん、と疼く。
「ゼリーくれる」
69の形になると、私はゼリーを一くんのオチンチンにたっぷりと垂らすと、オチンチンを手でしごいてあげる。クチュとした感触の中で、オチンチンは益々、大きくなっていく。私は黒パンストに包まれたお尻を一くんの顔に擦り付ける。
一くんは顔をぐっと押し付けて匂いを嗅いだり、お尻を持ち上げては私の敏感な柔肉を指で触ったりしている。一くんは根っからの「黒パンストフェチ」なの。パンストプレイが大好きみたい。今日も私のために、30と200のパンストを買ってきてくれている。プレイが終わったら、私が履いた匂いつきのパンストを持ち帰って、家でパンストでオナニーするらしい。
一くんの両手がパンストの中へ入り、パンストを膝まで降ろす。私はいつものレース柄の紫のパンティを履いてきた。パンティもするりと膝まで下ろされる。薄めのデルタの下の蜜坪はもうすでに感度良く仕上がっており、一くんの舌先が触れた瞬間、電流が走ったかのように、カラダがのけ反る。
「一くん、洗わなくてもいいの?さっきトイレ行ったのよ」
「洗ったらだめだよ。この匂いが消えるやろ。美香さんのここの味がたまらないんだよ」
クチュクチュとした淫靡な水音が聴こえる。指先と舌で気持ち良く愛撫される。
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あなたと巡り会えた。変な縁よね。これは運命の糸よね。会うべきくして会った人。でも、これは神様のちょっとしたイタズラだったのね。私への神様の宿題。これで、あなたは何を学びましたか?
そう問いかけられています。
(続)
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