僕は二人を見ていて、嫉妬にいたたまれなくなった・・・・・。
確かにそう仕向けたのは僕である・・・それと同時に自分の母親を友達に売ってしまう結果に
戸惑いは隠せない。
両親のプレイを逆手にとって母親を自分の物にした罪悪感と、目の前で友達であるとは言え
関係のない男に、母親を取られる苦しみが僕を責めていた・・・。
僕はちさとさんを調教する為に大切な物を失った・・・。
この後、優作は僕の母親を調教し、サイトも作って痴態を曝した。
それを父親が見つけ、両親は離婚してしまう・・・。
僕も中学を卒業して、仕事をしながら高校卒業認定を取る道に進んだ。
あの家も明け渡し、僕はちさとさんにお別れを告げて街を離れた・・・・・。
ちさとさんとの夢の様な日々は、水疱の様に消えてしまい、もう帰って来ないと自分に言い聞かせて
最小限の荷物で家を出た・・・。
ずっとちさとさんに見送られている様に思った・・・。
あれは、一瞬の幻・・・少年時代に起きた残像・・・今でも時折テレビで、ちさとさんを見かける・・・
あの時のチョーカーを着けた、ちさとさんを・・・。
ー完ー
長い間放置して申し訳ありませんでした。
エンディングを考えながら、行き詰まってしまっていました。
この男の子を中心にして、続編を考えていますまた興味が有れば読んで頂けると嬉しいです。
最初に発表したこの物語を沢山の方に読んで頂けた事に感謝し、エンディングと致します。
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