ちさとさんは鏡に映る姿に少し驚く、まるでボディスーツの様に身体にフイットする麻縄。
どんな動きをするのか判らないピンクの物体が、身体の3箇所に付けられていた。
体格が良いとは言い、中学生の男の子にこんな事ができるのかと言う驚きだった。
緊縛されながらも昂揚する気持ちが伺える感じだった。
厚めの生地で、少しゆったりしたミニのワンピースが、僕の作品にカバーを掛けた。
帽子とサングラスも掛け、ちさとさんとバレない様に仕上げた。
羞恥心からか、目は虚で泳いでいる、調教はこれから・・・。
ちさとさんを先に出してショッピングモールを歩かせる。
僕も少し時間を空けてそこを出た。
平日だが夕方に近付き、徐々に買物客の数も増えてきた。
ちさとさんは、一皮剥けば変態的な下着とも言えない緊縛姿でそんな人混みを進む。
ハイヒールのコツコツ言う音が時折、リズムが変わる・・・。
仕掛けたローターが、いつ動くか判らない・・・そんな緊張がリズムを狂わせている。
こんな場所で、こんな事されていると言う非日常さが、ちさとさんの中で渦巻く。
言っている僕も、緊張する・・・、慎重に対応しなければならない。
かもすれば、ちさとさんのオーラは人混みの中でも異彩を放つ。
でも、僕はそれも面白いと思ってもいた。
ファンに囲まれている時に、ローターが動いたらどんな反応を示すのか興味があった。
歩くたびに股に麻縄が食い込む・・・。
ちさとさんは少し内股になってきた気がした。
僕はあえて、ちさとさんを一人で歩かせる、僕の動きが判らない為きっと頭の中で
何をされるのかと妄想しているに違いない。
僕はLINEでスーパーに向かう様に指示を出した。
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