僕はちさとさんが物足りなさを感じている事は判っている。
しかし、初めての調教でいきなり何もかもやってしまうのは危険と思った。
緊縛だって本当は痕が残ったりして、旦那さんに勘付かれる危険があったから
緩くしたつもりだったが、着衣のお陰で肌が露出しているところだけに痕が残っていた
僕は愛おしむ様にその痕に舌を這わした。
『ちさとさん・・・今日は帰るるね・・・一つお願いがあるんだ、さっきクローゼットで
チョーカーを見たんだけど、僕と逢えない時はあれを着けて欲しいんだ。
僕のこと忘れてないって証拠に、裏にサインするから持ってきて・・・』
ちさとさんはチョーカーを持ってきた。
裏にサインペンでこう書いた。
ー僕の愛奴留ちさとー
もしもの為に見えるか見えないかの大きさの文字だけど、これからはテレビでもステージでも
見える様に着けて欲しいと言った。
ちさとさんは、スタッフからの要望の無い限り着ける事を約束してくれた。
『ちさとさん・・・それと、これからは旦那さんとのセックスは僕の許可無しではしないでね
LINEで報告する事、それにオナニーもだよ約束できる?』
『うん・・・約束する・・・君 の言う通りにするよ・・・』
僕は恥じらう様に伏せ目がちに僕を見つめながら言った、ちさとさんに欲情しそうになった。
しかし、これからもっと調教の勉強もして満足させなければならないと考えると身が引き締まる。
僕は元アイドルのご主人様なんだから・・・。
今日は素直に自宅に帰った。
翌朝、僕が登校する時にいつもの様にちさとさんは玄関先に姿が見えた。
あのチョーカーが着けられていた。
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