僕がちさとさんを見下ろす形で視線を投げている。
虚な眼差し、僕への奉仕の達成感を感じているのか・・・。
まだ、自分の身体に足の指でしか快感を得られていない、ちさとさんの身体は
下半身からの欲求が徐々に全身に回っていく・・・遅延性の毒のように・・・。
いくら隠そうとしても、全身からの色香を感じる。
僕は、さっきのクローゼットの事を思い出していた。
そ言えば、ちさとさんのステージ衣装や小物類が保管されていた。
テレビやライブで映像では見た事のある衣装が有ったのを覚えている。
これから、ずっと僕の自由になる訳じゃない、お仕事や旦那さんとの生活がある。
けれど、そんな時でも僕への気持ちを示して欲しい・・・。
記憶を巻き戻して何か・・・そうだ・・・余りちさとさんが着けていつところを
見た事はないが、ジュエリーのところに見た気がする。
僕が居ない時は、そのチョーカーを着ける事にしよう。
元アイドルのちさとさんが、テレビやステージで僕の物だと言う事を確認出来るのだ
それに・・・・・。
さて、眺めるだけで幸せな時が過ぎていたが、お預けされていた、ちさとさんは
不満そうな様子だった、僕がいる時に不満は許されない・・・。
その事を判ってもらう事にした。
『ちさとさん・・・どうしてそんな顔をしてるのかな?・・・僕に不満があるの?
そんなちさとさんは、お仕置きが必要だね・・・』
『そんな・・私は・・不満なんて・・・』
否定はしているが、何か期待している感じがうかがわれた・・・。
僕は立ち上がってリードを引き上げ、ちさとさんを立たせた。
麻ロープを取り出した。
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