「ただいま」
僕は誰も居ない自宅に、鍵を開けいつもこう言いながら入っていた、だけど今は違う。
ちさとさんはが居る、それだけで帰宅部の僕は嬉しい。
早速、さっきの事をノートに記入する。
そして、また観察を始めた。
今迄、人間をこんなに興味を持って観察したことはなかった、鳥や草木に勝る人間なんて無いと思っていた。
お父さんに買って貰ったカメラも、望遠鏡もこの為だつたのかとおもった。
明るい間は両親は居ない、思う存分観察できる、けれど学校が邪魔をする。
だけど、学校の成績が落ちたら、塾に行かされるかも知れない、そんな事になれば観察できる時間が削られる。
そんな事を考えていたら、僕の家の物置が目に入った、あれならもっと、ちさとさんに近づける、そう考えた。
僕は、すぐに行動に移した。
物置の要らないものを処分して、スペースを確保して、覗き穴を開けて覗いてみた。
思った通り、丁度ちさとさんが庭いじりしている場所に肉薄している。
なんだかそれだけで、ちさとさんの可愛いヒップが見えるようで、ドキドキしてきた。
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