朝からそんな話をして、授業が始まった。
僕は自分が、クラスメイトよりも大人になった気がした。
優作にしてもそうだ、母さんに興味を持ってあんな事を言っているが、実際に行動に移すかと言えば
怪しい物だ、女子も今見たら子供だと感じてしまう・・・。
ちさとさんの魅力からしたら当然のことだと思う。
僕は優作と取引する物を調達する方法を考えていた・・・いくら母さんだって洗濯物が無くなれば
気付くだろうし、疑われるのは僕だ・・・何か良い方法は無いものか・・・。
僕が洗濯して失敗した事にするか・・・着けている写真も撮っておくか・・・でも、それは優作の
物次第で考えるとしよう。
大体計画は固まった・・・。
授業が終わって帰宅の時間・・・僕と優作は顔を見合わせ・・・。
『優作・・・お前の物次第では、僕だって良い物つけてやるから・・・これからはお互いwin-winで頼むよ・・・』
『ええ、本当か・・・なんでも用意してやるよ、なんでも言ってくれ・・・』
僕たちは、とんでもない方向に踏み出した事をこの時思いもよらなかった・・・。
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