そんな折、友達から電話が入る。
近所の悪友である、優作だった。
『君 ・・・頼みがあるんだ、俺の宝物預かってくれないか?・・・』
こいつが頼み事する時は、ろくな事が無かった、それでも断り切れないのが、こいつの嫌なところだ。
宝物と言うところが、いかにも怪しい・・・。
『君 を見込んで頼むんだよ・・・頼むよ・・・なんだったら、気に入ったのはやるからさぁ・・・』
『何を預かれば良いんだよ?・・・』
『まあ、君 だって、興味あるかも知れないぜ・・・じゃあ良いって事で・・・すぐに行くよ、なあに
暫くで良いんだよ』
そう言うと、優作は電話を切る。
暫くして、優作は段ボール箱を抱えてやってきた。
僕は預かって、自室のクローゼットに隠そうとしていたが、優作の別れ際に言った言葉が気になっていた。
『気に入ったのが有ればやるけど、刺激が強くって猿に退化しったって、責任取らねえからな・・・
本当、助かるよ・・・じゃあな・・・』
僕は興味半分で、パンドラの箱を開けてしまう・・・、中には同人誌や成人コミックス、DVDだった。
その大半は、SM 調教物だったのだ。
※元投稿はこちら >>