ダイニングに降りると、母さんが朝ごはんを食べる様に言って、出ていった。
毎朝のこと、父さんも既に出た出たあとだった、いつもの事だ。
一人パンをかじってスープをすすって家を出た。
ちさとさんはもう少し、朝はゆっくりなんだ
そんなことをぼーと考えながら門を出るとカーデガンを羽織っただけでちさとさんが新聞を取りに出てきた、僕は咄嗟に
「お、おはようございます、良い天気ですね」
「あ、おはよう、行ってらっしゃい」
ちさとさんとの初めての会話だった。
目も合わせずに、僕は走り出してしまった。
僕の事どんな風に思っただろう。
学校に着いて授業が始まっても、そんなことをばかりが、頭を離れない。
早くちさとさんを観察したい、僕の興味はちさとさんで埋まっていった。
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