【19】
剛棒の先端から凄まじい勢いで放たれた感覚は、膣内にも伝わった。
止めどなく溢れ出す精液が、膣内を犯している。
これだけは、何としても阻止しなければいけなかった。
しかし、幸子の肉壷に淫獣の精液が注がれているのは紛れもない現実だ。
絶望、虚無、それらの感情も今の幸子には当てはまらない。
それぐらい、精神的に深い傷を負ったという事だ。
誰よりも勝ち気である分、計り知れない程のショックだったに違いない。
幸子の目からは、自然と涙が零れ出ていた。
そんな幸子を、目と鼻の先で凝視している原井。
鼻息の荒れ具合は、尋常ではない。
だが、唇には吸い付いたまま離さなかった。
抱き締める力も、弱めるつもりなど無い。
剛棒からは、未だに精液が射出されている。
もはや、自身の意思ではどうする事も出来ない。
とはいえ、原井に止める気は毛頭無かった。
幸子の肉壷に射精しているという現況は、何物にも代え難い程の快感なのだ。
「ヴフ~!!!ヴフ~!!!」
本当に気を失いそうな感覚に陥るが、もっとこの法悦に浸りたい。
原井は、幸子の肉壷の奥深くまで精液を注ぎ込んだ・・・。
断末魔の叫びの様な咆哮が響いた後、辺りは静けさに包まれている。
先程までの凄絶な淫攻が、嘘の様だ。
すると、ようやく原井は拘束していた幸子を解放した。
「ハァ、ハァ、ハァ!!!」
体を起こし、唇を離すと再び2人の乱れた呼吸が部屋中に響き渡った。
憔悴しきった幸子を、勝ち誇った様に見下ろす原井。
そして、ゆっくりと肉壷から剛棒を引き抜いた。
剛棒にコーティングされた粘液の光沢は、何とも猥褻だ。
更に、もっと淫醜な光景が現れた。
幸子の肉壷から、精液が溢れ出してきたのだ。
いや、これを精液と認識する者はいないだろう。
ドロドロとした泥状の様相は、ヘドロを彷彿させた。
色素も、畏怖感を与える。
濃厚な白濁色は、汚濁液と言うべきだ。
その淫醜な汚濁液が行き場を無くし、幸子の肉壷からどんどん溢れている。
得体の知れない生物が、不気味に蠢いている様だ。
透明なガラス製テーブルの上に、溜まっていく汚濁液。
原井自身、幸子の肉壷から溢れ出てくる汚濁液の量には目を疑った。
無論、幸子を犯したいという異常な淫欲によって増幅されたのは間違いない。
これだけの汚濁液を思う存分ぶちまけたのだから、完全燃焼したはずだ。
一方、幸子はようやく意識が判然としてきた。
とりあえず、これで原井から解放されるだろう。
失意のどん底まで落ち、立ち直る事は難しい。
それでも、幸子は精神を保つ為に耐えた。
しかし、淫獣の剛棒は未だに硬直を失っていなかった。
目の前に居るのは、牧元幸子である。
この女をとことん犯さなければ、淫欲が満たされる事は無いのだ。
幸子も剛棒の勃起が鎮まらない様子に気付いたが、止める手立てなど在りはしなかった。
原井は、またしても幸子に淫醜な牙を向けて襲い掛かった。
「ちょっ・・・いやっ、もうやめっ・・・・・アァッ!!!」
幸子の制止など聞くはずもなく、淫獣は再び肉壷へ剛棒を突き刺した。
『ヌチャッ!!ヌチャッ!!ヌチャッ!!』
原井の汚濁液が膣内に残っている事もあり、淫音は激しく鳴っている。
「アッ!!アッ!!・・・た・・・す・・・け・・・アッ!!アッ!!アッ!!」
幸子の嘆願を掻き消し、原井は止まらぬ淫欲をぶつけた。
膣内の締まり具合は、何度味わっても慣れるものではない。
豊乳も、相変わらず『タプタプッ』と揺れている。
当然、それを見逃すはずがなかった。
幸子の豊乳を鷲掴みし、揉みしだく原井。
更に豊乳を舐め回そうとする原井を、手で押し返そうとする幸子。
だが、幸子が腕を上げたのは逆効果だった。
何故なら、新たな極上の獲物を見せてしまったからだ。
原井は、幸子の腕を掴むと頭上へ持っていった。
先程と同様、幸子は万歳した恰好だ。
豊乳が露わになったあの時は、豊乳にしか目が行かなかった。
しかし、今は違う。
原井は、幸子の全てを味わうつもりだ。
無防備になった幸子の腋、そこが原井の狙った場所だった。
抵抗を続けた影響で汗ばみ、ほんの僅かに生えた腋毛にも艶がある。
肉壷へ剛棒を打ち付けながら、原井は幸子の腋に顔を押し付けた。
そして、無遠慮に匂いを嗅いだ。
幸子の腋からも、ツンと香る女臭が原井の嗅覚に襲い掛かる。
剛棒を打ち付ける勢いを、抑えずにはいられない。
原井は、間髪入れずに幸子の腋を舐め回した。
『ベロベロッ』と舐め回す唾液音、剛棒を打ち付ける叩打音、幸子の悲鳴。
剛棒を刺激する淫音に、2度目の射出感がやってきた様だ。
「・・・・・いっ・・・くっ・・・!!
さっ、幸子・・・・・オォッ!!!」
幸子の肉壷へ、2度目の汚濁液を注ぎ込んだ。
1度目にあれだけ放ったというのに、今回も幸子の膣内は一瞬で汚濁液に犯された。
全て注ぎ込み、剛棒を引き抜くと同量の汚濁液が溢れ出してきた。
もちろん、原井の淫欲はこれでも満足していない。
何度も叫んだせいか、幸子は悲鳴を上げても掠れてしまっている。
抵抗もまだ続けているが、体力の残っていない状態では悪あがきでしかない。
そんな幸子に、淫獣は嗜虐的な欲望を剥き出しにして犯し続けた。
終わらない醜悪な淫攻、幸子はこの地獄が永遠に終わらないのではないかとさえ感じ、次第に意識が薄れていった・・・。
※元投稿はこちら >>