【18】
陣取る位置は、当然決まっている。
再び腰を下ろし、膝を着く原井。
そして、幸子の足を掴むと強引にこじ開けた。
ガニ股の様に足を開かれ、幸子は不恰好な体勢を強いられた。
肉壷が、明瞭に視認出来る。
原井には、肉壷しか見えていない。
剛棒も、劣情を挑発する的を捉えた様だ。
「ダッ、ダメよ!!
おっ、お願いだからっ!!
許してっ!!」
幸子の叫声も、一層激しくなった。
しかし、淫獣とは醜悪な生き物である。
原井は幸子に有無を言わせず、極大化した剛棒を肉壷へ突き刺したのだった。
「オォッ!!!!!」
「アァッ!!!!!」
とうとう、幸子は原井の剛棒の餌食となってしまった。
一気に根元まで突き刺さった剛棒の衝撃は、相当なものだ。
だが、幸子には物理的な痛みよりも精神的なショックの方が大きかった。
嫌悪する男の剛棒が、紛れもなく自身の膣内を侵襲している。
許容範囲に収まらないほど押し込んでくる感触は、嫌でも認めるしかない。
幸子は眉間に皺を寄せ、険しい表情のまま微動だにしなかった。
その一方、原井も身悶えしながら耐えていた。
無論、幸子の絶望的な心情とは対照的である。
剛棒を肉壷へ突き刺した瞬間、全てを悟った。
幸子の肉壷は、絡み付く様に締め付ける類い稀な極上の構造だったのだ。
幸子自身が、望んでいるわけではない。
それは一目瞭然だが、原井は陶酔せずにいられなかった。
また、もう1つ明確な事がある。
幸子の肉壷に、長期戦など不可能だ。
とにかく、一心不乱にありったけの淫欲をぶつけるのみ。
原井は、幸子の腰をがっしりと掴んだ。
そして、躊躇なく淫醜な剛棒を無遠慮に打ち付け始めた。
『パンッ!!パンッ!!パンッ!!』
「アッ!!・・・いっ・・・やっ!!
アッ!!アッ!!アッ!!」
激しい叩打音に混ざって、幸子の喘ぎも漏れている。
不可抗力ではあるが、幸子の喘ぎ声も原井の淫欲を昂らせた。
悶絶しそうな幸子の表情も、たまらない。
原井は、更に無我夢中で剛棒を打ち付けた。
『ギシッ!!ギシッ!!ギシッ!!』
テーブルの上で行われている凄絶な淫攻に、軋り音が止まらない。
淫音は、それだけではなかった。
剛棒を打ち付ける度に、締め付けてくる肉壷。
その肉壷からも、淫音が漏れ出していたのだ。
『ヌチャッ!!ヌチャッ!!ヌチャッ!!』
原井の耳に届く淫音は、目の前の女を犯している確かな証拠だ。
それも、絶世の美貌と肉感的な身体を併せ持つ牧元幸子である。
もっと、この異常な高揚感を堪能したい。
原井は一旦、淫欲を抑えて整えようとした。
しかし、幸子が相手では幾ら淫獣といえども思い通りにいくものではない。
原井にとっては、無意識な行動だった。
つい、幸子の姿を俯瞰で眺めてしまったのだ。
これまで何度も幸子を視姦していたが、それとは少し違う。
犯されている幸子、その幸子を犯している自分、何故かこの感覚が今まで以上に合致したのである。
覚醒したというのは言い過ぎかもしれないが、原井の中で味わった事の無い境地に辿り着いたのは確かだった。
もちろん、幸子が相手だからこそ達した次元なのは言うまでもない。
抑えきれない喘ぎ声を漏らし、男好きのする容貌を歪めながら悲壮感に満ちた表情。
剛棒を打ち付ければ打ち付ける程、『タプタプッ』
と前後に激しく揺れる豊乳。
扇情的な肉付きで、成熟した豊満な身体。
(・・・・・何て女だっ!!!)
原井は、狂喜的な感情を心の中で叫んだ。
その刹那、一気に理性が暴走した。
もう、自身ではどうする事も出来ない。
全ての淫欲が、剛棒に集中しているのが分かる。
制御など不可能であると、原井は察した。
思いの丈を、幸子の肉壷にぶちまける時が来たのだ。
『パンッ!!!パンッ!!!パンッ!!!』
打ち付ける剛棒の衝撃は、これまでの比ではない。
瞳孔が開き、恍惚の表情を浮かべる姿は醜悪過ぎる。
「アッ!!!アッ!!!アッ!!!」
幸子も、原井のただならぬ様子に気付いた。
だが、時すでに遅し。
幸子に、体を預ける様に覆い被さる原井。
足はガニ股のまま持ち上げられ、くの字に折り畳まれて辛い体勢だ。
拘束された状態で身動きが取れず、幸子には逃げる意思すら許されない。
猛悪な淫攻に、険しい表情で耐える幸子。
至近距離で眺めるその光景は、クライマックスに相応しい。
原井は、幸子の顔を両手で押さえ付けて固定した。
「やっ、止めてっ!!
それだけは・・・・・ん゛~!!!」
幸子の哀願を黙殺し、原井は再び唇を強引に重ね合わせた。
「ん゛~!!ん゛~!!ん゛~!!」
幸子は、原井が残忍非道な淫攻を成し遂げるつもりだと感じ取っている。
死に物狂いでこの窮地から逃れようと暴れるが、淫獣は幸子にしがみ付いて離さない。
「ん゛~!!ん゛~!!ん゛~!!」
『パンッ!!パンッ!!パンッ!!』
幸子の口から漏れる阿鼻叫喚も、剛棒を肉壷へ打ち付ける淫音で掻き消されている。
まるで、地獄絵図の様だ。
そして、幸子にとって最も絶望の瞬間がやってきた。
剛棒に、激しく襲いかかる射出感。
更に、意識を失いそうな感覚。
原井は、それらに抗う事を止めた。
「・・・・・ん゛~!!!!!」
「ん゛~!!!!!」
2人の相反する嘆声が、部屋中に鳴り響いた。
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