「・・・じゃ、ごちそーさん!」
そう言って横山は席を立った。
「待てよ!なんで俺が」
俺は声を荒げたが、そんな俺に向かって横山はニヤニヤと笑っていた。
ポケットから手を出し、俺に向けた。
俺が返したのとは違う色のUSBを 指でユラユラと揺らしていた。
手を伸ばし、横山の指からUSBをもぎ取った。
キャッシャーで7250円を払い、挨拶もせずに自転車に乗った。
横山は駅に向かってフラフラと歩いていった。
俺はその後ろ姿を見送った後、家に向かってペダルを漕いだ。
今度のUSBには、いったいどんな姿が収められているのか・・・
ズボンの中はギンギンに固くなっていた。
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