どうしてあんな事を・・・
なんで店長なんかと・・・
なぜ、あんな表情を・・・
受けた衝撃は、時間が経っても消えなかった。
パニックになったままの頭の中に、答えの分かるはずのない疑問がグルグルと回っていた。
何をしていても、どこに居ても、ずっとそればかりを考えていた。
由美さん・・・どうして店長なんかと・・・
あんなに悲しそうな表情をしていたのに・・・どうして最後、あんな顔を・・・
それは次の日になっても同じだった。
家に帰っても、学校でも、電車に乗っていても、ずっとそればかりを考えていた。
会いたい・・・
会って、由美さんの口から聞きたい・・・
何があったのか・・・
どうしてあんな事を許したのか・・・
最後のあの表情の意味は何なのか・・・
そう考え始めると、足は自然とスーパーに向かっていた。
由美さんのシフトなど覚えているはずもなく、今日居るのかどうかもわからず、けれどスーパーに向かっていた。
スーパーの裏側に回り、駐車場の隅にある従業員用の駐輪場に自転車を止めた。
※元投稿はこちら >>