俺が覗いていたのは15分ほどだった。
いや、後で仕事に戻っても誰からも注意されなかったから、もっと短かったのかもしれない。
そして山崎の頭に隠れて由美さんの顔が見えなかったのは2~3分だった。
けれどその2~3分で、全てが変わってしまっていた。
山崎は全身を反らし、由美さんを見下ろしていた。
腰を突き出し、密着させたまま全身を揺らしている。
ニヤニヤと笑い、何かを呟いているのが見えた。
由美さんは山崎の体に手を伸ばしていた。
白い足が、ゆさゆさと揺れる毛深いケツに絡められている。
恍惚とした顔で、山崎に向かって微笑んでいる。
山崎が、また何かを言った。
由美さんはクスッと笑い、その言葉に頷く。
山崎の全身がユサッと揺れると、その表情が切なく歪んでいた。
また何かを言い、また頷いていた。
山崎が体を揺らすたび、切なそうな表情で・・・けれど微笑んで、山崎を見つめながら喘いでいた。
俺は何も考えられなかった。
どう理解すればいいのかも分からなかった。
パニックになったまま、とぼとぼと駐車場を歩き、スーパーの中に戻っていった。
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