紗季答えはだんだんとエスカレートしていった。
自分を下品な女だと信じ切っている。
聞き進めるうちに、そう感じさせる言葉を続ける。
自分を変態だと確信していた。
それはまるでカルトな宗教の狂信者のような雰囲気だった。
優子は背筋を何かがゾクゾクと這い上がってくるのを感じながら、36歳の熟れた女医にトドメを刺した。
さっきも言ったように、優子自身がソレを目的にしていたのかは誰にも分からない。
紗季の告白に驚いたのだから違うのかもしれない。
けれど、次に優子がとった行動は、紗季を戻らない場所に堕とすために最適なものだった。
「・・・そっか・・・紗季は下品な女なんだね」
「うん・・・紗季は下品な女なの・・・」
「変態なんだね・・・」
「うん、紗季、変態なの・・・」
「紗季は下品ね・・・」
「うん、紗季は下品・・・」
「紗季は変態な女ね」
「うん、紗季は変態な女」
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