私は、それがすぐ近くに来るまで気づかなかった。
ずっと少女に懇願していた。
いやらしく腰をくねらせながら、逝かせてほしいと・・・
今なら何をされてもイクと思った。
クリトリスじゃなくても、乳首に何かが触れただけでイクと確信していた。
乳房で撫でられただけでイクと確信していた。
それは確かに足音だった。
少女には絶対に出せない 大きな歩幅の重い音だった。
気づいた瞬間、私は固まった。
それが恐怖だったのかは分からなかった。
体をくねらせたまま、腰を突き出したまま固まった。
ふっと光が広がった。
見ると1mほどの高さの跳び箱に、ランタンの形のライトがあった。
少女の下半身だけが見えていた。
小さくて弱々しい光だったが、それまで暗闇に包まれていた眼は痛みを感じた。
少し震えていた。
そこに何があるのか確かめるのが怖かった。
けれど私の目は、移動していく少女を追った。
右側から正面に・・・足音が聞こえてきた方向に向かって、ゆっくりと少女が移動していく。
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