水色のカーテンの中に入り、いつものように分娩台に上る。
腹の上を横切るように引かれた緑色のカーテンの向こうで足を開く。
そして、前回と同じように おなざりな、まるで汚物に触れるような仕草の触診を想像していた。
水色のカーテンが揺れ、医師が中に入ってきたことが分かった。
どうせまた、ほとんど触れずに終わるのだろう・・・
前回・・・確か2ヶ月前、初めての日もそうだった。
汚いモノを触るように、嫌悪感を感じさせる動きで膣内に触れ、その直後にまた冷たい声で「もういいですよ」と言うのだろう・・・
予想が裏切られたことに優子が気が付くのに、1分近く時間がかかった。
(・・・・・あれ?・・・何もしない?・・・さっさと触って終わってよ・・・)
まだイライラしている優子の耳に、息の音が聞こえてきた。
それは優子にとって よく知っているタイプの音だった。
自分が、母が、いろんな男に向けた音。
興奮したメスの、理性が崩れた後の息の音・・・
はぁぁ・・・・すぅ・・・はぁぁ~・・・・・すぅ・・・はぁぁぁ・・・・
その音を聞いて、ようやく優子は気づいた。
その日、自分がどんな体をしているのか。
そういえばそうだった・・・
今日は、裕樹くんが実家に泊まるから・・・ムシャクシャして、中島を使って遊んだのだ・・・
休憩時間になるたびに犯した・・・射精した回数を太ももに書かせた・・・
黒いマジックで落書きさせた・・・
優子は自分の左の太ももに書かれた文字を思い出した。
『射精回数』
その下には7本の直線が引かれている。
恥丘の上の文字を思い出した。
『肉便器』
その左右には『無料』『中出し専用』
右の太ももには『ヤリマン』『オナホ』『変態奴隷』
はぁぁ・・・・すぅ・・・・はぁぁぁ・・・・はぁぁ~・・・・・はぁぁぁ・・・・
カーテンの向こうから聞こえる音は、しだいに熱を増していった。
こんな音をあの真面目で塗り固めたような女医が・・・そう思うと、優子の心は卑猥な悪意に満ちていった。
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