「ちょ・・・もっかい確認ですけど・・・マジで良いんですか?」
両手を通すだけの簡単な施術着を着た男は、不安そうに言った。
受け付けでも、申請書を手渡す時も、同じ事を聞いていた。
施術室に入ってからも、何度も何度も同じ事を聞いた。
そして、ついさっきも聞いた質問を、情けない声で聞いてくる。
これで、脱げば肩までカラフルな入れ墨まみれだと思えないほど、ブクブクと太った体を小さくして、壁際に立つ由美の隣・・・健二を見ている。
「もぅ!良いって言ったじゃん!早くしてよ!」
分娩台の上で足を開いた優子が、男の後頭部を睨む。
「本人がして欲しいって言ってるの!『親の許可』どころか『親同伴』よ?ダメな訳ないじゃない!・・・ほら、さっさとやってよ!ほら!」
両手の指でマンコの周りを押さえ、引っ張ってクリの皮を剥きながら、まるで男を『ノロマ』と罵るような雰囲気で、怖い声で催促している。
「・・・・・・もぅ・・・ちっちゃくなっちゃったじゃない・・・さっさとしないから・・・」
若い女がこうゆう声を出すと、より怖くてキツく感じるから不思議だ・・・そう思いながら、けれど言えるはずもなく、健二は苦笑いしながら眉間を指で撫でた。
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