(・・・・・あぁ・・・まただ・・・)
休憩室のソファーに座り、窓の外の廊下を見ていた。
190センチ、100キロを超えているだろう店長の山崎が、また由美さんを呼び止めているのが見えた。
のそのそと体を揺らし、また由美さんを壁際に押し詰めていく。
両手を組み、全身を固くして俯く由美さんの顔を、ニヤニヤと笑いながら覗き込んでいる。
最近は、言葉のやり取りはほとんど無い。
店長は何も言わずにニヤニヤと笑いながら、太い指を由美さんの腰に伸ばす。
太い腕で背中を押し、廊下の奥・・・『事務所』と書かれた扉の向こうに消えていく。
(毎回・・・なんで店長は由美さんを・・・)
社員の中でも一番偉い店長が、歴が長いと言ってもパートでしかない由美さんに、そんなに頻繁に用事があるものだろか・・・
たまたま、俺が休憩する時間とタイミングが合っただけだろうか・・・
それにしたって、この3ヶ月で6回は目撃している・・・
最初の頃、由美さんは山崎店長の言葉に、悲しそうな顔をしていた・・・
首を振り、何かを必死に否定していた・・・
いや、今だって、店長に背中を押されながら、悲しそうな顔で歩いていった・・・
いったい・・・あの部屋で何が起きているのだろう・・・
俺はそう思いながら、けれどまた大学生のアルバイトに呼ばれ、重たい段ボールの運搬に戻っていった。
次に会えた時に、由美さんに直接聞いてみよう・・・
そう思いながら、7時上りのシフトである2日後を思った。
7時上り・・・またあのマンガ喫茶で・・・そう考えただけで、股間に快楽が蘇ってきた。
山崎店長に感じた不快感も、由美さんへの心配も、心の中から消え去り、パンツの中をガチガチにしながら段ボールを運んだ。
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