その日、アパートのインターフォンが鳴ったのは、もうすぐ9時になろうかとした時間だった。
同棲を始めてから初めての出来事に、由美は不安そうな顔で玄関の扉と俺を交互に見た。
椅子に座る俺のチンポを舐めている全裸の由美が対応できるはずもなく、俺は立ち上がって玄関に向かった。
扉を開けると、そこには優子が立っていた。
俯いた顔は髪の毛に隠れて見えなかったが、何かがあった事は その姿を見れば感じ取れた。
いつものブレザーの制服・・・ブラウスはスカートから引き抜かれていた。
ボタンは掛け違え、乱れ、シワになっていた。
そして赤くなった右膝と、今にも肩から落ちそうな鞄が、何かから逃げてきたのだと・・・必死に逃げ、ようやくここに辿り着いたのだと感じさせた。
俺は優子の肩を引き寄せ、部屋の中に招き入れた。
優子は何も言わず、全裸でオロオロする由美を睨んだ。
けれどすぐに また俯いて、俺に導かれるままリビングの椅子に座った。
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