「さ、俺達も移動しましょうか・・・」
隣のボックスの女性が、2人の男に両側から抱えられながら移動すると、楽しそうな声で山崎は言った。
肩を抱かれて立ち上がり、店内を歩きながら旦那を見た。
旦那はボックス席に座ったまま、興奮した目で私を見ていた。
連れて行かれたのは間接照明だけの、けれどさっきまで居たラウンジよりも明るい部屋だった。
狭い空間のほとんどを、中央に置かれたダブルベットが占めていた。
山崎は私の腰紐をほどき、襦袢を脱がせてベッドに寝かせた。
隣の部屋から、さっき隣のボックス席にいた女性の喘ぎ声が聞こえていた。
ベッドのスプリングの軋む音が、行為の激しさを私に想像させた。
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