吉田・・・
その名前を聞いただけでドキッとした。
心臓が締め付けられるくらい一気に興奮した。
「・・・・吉田に・・・会ったのかい?・・・・また、会ったのか?」
「・・・・・・・ごめんなさい・・・」
厚みのある唇・・・
でっぷりとした大きな腹・・・
毛深くて太い指・・・
先週、妻が表現した男の姿が脳裏に蘇った。
そしてその中年男のシルエットが、取引先の担当・・・『吉田』の姿にラップしていった。
吉田は俺のような小さな会社の担当をネチネチと痛めてはニヤニヤと笑う、最低な男だった。
180センチを超える大柄な体で、おそらく体重は100キロをゆうに超えているだろう。
大学までラグビーをしていたらしく、太っている割には力士のような力強さを感じさせる体をしている。
「・・・・会ったんだね?」
「・・・・・あれから、毎日何通もメッセージが来たの・・・」
「・・・・・・・」
「もちろん、無視してたんだけど・・・けど、内容がどんどんエスカレートしてきて・・・」
「・・・メッセージには、何て書いてあったんだい?」
「・・・・・・・」
「言わないと分からないよ・・・・教えてくれ・・・お願いだ・・・・」
「・・・・私を・・・淫乱なマゾ女って・・・そろそろ、チンポが欲しくて我慢できなくなった頃だろって・・・」
「そんな事を・・・・それで・・・そのメッセージに返信したんだね・・・・」
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