待ち合わせは、初めての日と同じ駅を指定されたらしい。
吉田は妻よりも先に来ていて、待ち合わせ場所につくとすぐに移動した。
その日も吉田は無言で歩き、初めての日と同じホテルに入った。
そして初めての日と同じように、エレベーターの扉が閉まるよりも早く、妻の唇を強引に奪った。
「後頭部を掴まれて・・・キスをされたの・・・」
「逃げなかったんだね・・・」
「逃げれなかったの・・・頭を掴む手がすごく強くて・・・」
「また乱暴に舌を入れられた?」
「・・・うん」
「逃げずに・・・由美は口の中に入ってきたベロを吸った・・・違う?」
「・・・・・・」
「舌を入れられて・・・なのに自分から、その汚いベロに吸いついたんだ・・・」
「・・・・あぁ・・・」
「由美を変態なマゾ女なんて呼ぶような男に会いに行って・・・興奮してたんだね・・・」
「・・・・ん・・・・ごめんなさい・・・」
妻の全身が熱く火照り、その息は荒くなっていた。
乳房を撫でるだけで、指がほんの少し乳首に触れるだけで喘いでいる。
吉田はエレベーターを降りた後も、廊下を歩きながらキスを続けた。
妻の体を右手で抱きよせ、押し込んだ舌で口の中を舐めながら歩いていく。
そしておそらくわざと、何度も何度も唾液を流し込んでいった。
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