いよいよ本番、初乗務当日を迎えた。
「あなた、今日から私、新幹線パーサーとしてがんばるわよ!」
「あぁ、俺も応援しているよ!妻が新幹線パーサーだなんて…それだけでも興奮してしまうし、俺を嫉妬させてくれ!」
「ふふっ、あなたったらぁ~相変わらず変態ねっ!」
職場に着くとチーフパーサーの松永さんが声をかけてくれた。
「河上さん、いよいよね!新幹線の男性専用車両の運用も始まるし、一緒にがんばりましょう!」
「あっ、はいっ!がんばります!」
「河上さん、下着を確認するから、スカートを捲り上げてみて」
私がスカートの裾をゆっくり持ち上げると…
「オッケー!卑猥すぎてすぐに売り切れそうね!ついでに…処理はされてるかなぁ」
チーフは私の下着をずらしてアンダーヘアの確認をした。
「ツルツルでビラビラがイヤラシイわね!合格よ!」
「あっ、ありがとうございます」
そして、いよいよ私は新幹線パーサーとしてデビューした。
私の担当は男性専用車両…ほぼ満席状態で緊張感が高まってしまう。
「河上さん、そろそろアナウンスお願いね!」
チーフに促されて私はマイクを手にした。
「今日も新幹線をご利用いただき、ありがとうございます。客室乗務員より車内販売についてご案内いたします。当車両は男性専用車両のため、セクハラフリーとなっております。また、女性客室乗務員による、着用中の下着の販売も行なっておりますので、お気軽にお声がけください。」
「おぉっ…マジかっ」
男性専用車両の乗客から小さな歓声があがった。
車両アナウンスを終えると車両販売のワゴンを用意した。乗客の待つ1号車の自動ドアが開いた。
男性客の熱くて卑猥な視線が一斉に私に突き刺さった。
「す…ごい…」
私は思わず声を漏らしてしまった。
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