雪江は俯きながらどうしようか迷っていた。
今まで出会った男性とは、少々気に入らなくても関係を持ってきた雪江は、これから先の行為を断って帰るという経験はなかった。そのため、どう断ったら良いのか分からなかったし、断って相手を怒らせるのも怖かった。
隣で佐藤が話しかけてくるが、上の空で聞き流しているうちに、近くの古びたラブホテルに連れ込まれた。
1階がガレージで2階が部屋という、昭和チックなラブホテルである。
佐藤は無言で車を降りたが、なかなか車から降りようとしない雪江にイラついたのか、助手席側に回ってドアを開けると、雪江の腕を掴んで強引に車から降ろした。
雪江は引き摺られるように階段を上がり、部屋に入った途端、有無を言わせず壁に押し付けられてキスされ、思わず持っていたバッグを床に落とした。
もう逃げられないと一度は観念した雪江だったが、佐藤の生臭い息をかけられ、ナメクジのように舌が這い回り、雪江は嫌悪感から首を振って佐藤の唇から逃れようとした。
佐藤は、雪江の両手首を左手で掴んで頭の上に固定すると、もう一方の右手で雪江の顎を持って正面を向かせると、再びむしゃぶりついてきた。
雪江は口を閉じて佐藤の舌の侵入を拒んだが、右手で胸を鷲掴みにされて荒々しく揉まれ、その痛さに思わず口を開いてしまった。
佐藤の舌は、その隙を逃さず雪江の口の中に侵入してきて、まさに舌で犯されているかのように口中を蹂躙された。
「んんんんっ‥んぐぅっ‥んんんんっ‥‥んふぅっ‥‥」
佐藤は雪江の口を犯しながら、右手はスカートを捲りあげて、パンスト越しに雪絵の敏感なところを擦り出した。
雪江の中で、今まで経験したことのない電流が身体を走り抜けた。
「んぐううぅぅうっっ!!」
雪江が身体を痙攣したかのようにビクビクさせたので、佐藤は右手をより一層強く擦り付けてきた。そして雪江の舌を強く吸った。
雪江は舌の根が痛く感じるくらい佐藤に吸われ、敏感な肉芽をパンスト越しにグリグリと擦られ、先ほどの電流が更に強く激しく脳天を痺れさせた。
「んんんんんっ‥‥んぐううぅぅうっっ!!!」
雪江はくぐもった喘ぎ声を漏らし、膝から力が抜け床に崩れ落ちようとした。しかし、佐藤の左手に両手を拘束されて、股間は右手で支えられているので、まるで磔台に固定されているようなものだ。
佐藤は、雪江を再び元の体勢に戻し、今度はパンストとパンティを一気にずり下げ、直接雪江のオマンコを触ってきた。
「あれれ、YURIさん。もうオマンコビチョビチョに濡らしてるじゃないか?」
「いやっ!」
佐藤はニヤケながらそう言うと、雪江の首筋をビチャビチャと音をさせて舐めながら、オマンコからの淫汁をクリトリスに塗してグリグリと擦ってきた。
パンスト越しの刺激とは違い、先ほどからの刺激で既に敏感になっているクリトリスへの刺激は、雪江を狂わすには十分すぎた。
更には、性感帯である首筋を舐められ、雪江はもうその快感に抗えなくなっていった。
「ああああぁぁ‥‥だめぇぇぇ~‥そこだめぇぇ~っ!!」
雪江のあられもない喘ぎ声に、佐藤はラストスパートをかけるかのように、激しくクリトリスを刺激してきた。
「あがあぁぁ~‥‥いやぁぁぁ‥‥い、逝くぅ~‥‥逝っちゃうぅ~‥‥あああぁぁ~~!」
雪江はひときわ大きく喘ぐと、身体をのけ反らせてガクガクと痙攣し、その後全身からがっくりと力が抜けた。
佐藤は雪江を逝かせて満足したのか、ぐったりとした雪江を抱きかかえてベッドまで運んだ。
(続く)
※元投稿はこちら >>