私の街に帰る車の中で、身体も心も彼のものになった自分は、女である喜びに満たされ、変わって行く自分に驚きもしました。
私はどうなってしまったんだろう?今の自分の不安と期待に、私は慄きながら自分の家族の待つ街に車を走らせました。
それから程なくして、高校時代の友達が彼の街に来る事になり、親しい友人3人で会う事になりました。
約束の時間はお昼なので、ランチをいただきながら会う事になり、友達が選んだお店が先週彼と一緒に行ったお洒落な居酒屋さんだったんです。
彼と私の繋がりを強く意識しながら、LINEで彼に報告しました。
熟女の女子会(笑)は遅くとも午後3時には終わるだろうから、彼とは午後4時に待ち合わせて、彼と逢える事に胸を躍らせて彼の街に向かいました。
これまでの私なら、旧友との再会が懐かしく、近況報告や昔話に花を咲かせていたでしょうけど、今日はこの後の彼との逢瀬に心そぞろに話しに加わっていました。
旧友との話の内容よりも、彼に抱かれる自分を想像して、私の花弁がはしたなく潤って来ているのを感じて、旧友に悟られないよう顔を上気させていました。
ようやく旧友に解放されて、逸る気持ちを抑えながら、彼との待ち合わせ場所に車を走らせました。
彼と合流して向かったのは、何時もの逢瀬で利用しているホテルではなく、先日娘と見掛けた高速インター近くの煌びやかなラブホテルでした。
彼にその話をした事を覚えていた様で、ちょっぴり恥ずかしくもあり、嬉しくもありました。
ホテルの駐車場に車を停めるのに手こずっている間に、後から入って来た若いカップルに先を越され、土曜日の夕方だからなのか満室になってしまったんです。
空室を待つ間、私は待ち切れずに、彼に身体を擦り寄せて、自分の興奮を抑えられずに、キスをせがみましだが、彼に窘められ渋々我慢せざるを得ませんでした。
ようやく空室の準備が整い、部屋のドアを入った途端に彼に抱き着き、自分から彼の唇にむしゃぶりついてしまったんです。
彼と舌を絡ませながら、昂ぶって行きそうになったのに、無情にも機械音で精算を促され、彼との熱い抱擁は中断されてしまいました。
部屋のソファーに腰掛けて、再開かと思ったのも束の間、彼にはお風呂の準備で逃げられてしまい、又もやお預けをくってしまったんです。
再三に亘るお預けで、私の疼きが自分でも信じられないくらいに昂ぶっているのを感じながら、彼と一緒にお風呂に入りました。
(続く)
※元投稿はこちら >>