動き出したエレベーターの中・・・若い男の背後で、俺は由美さんの肩を撫でた。
そして右手の手首を掴むと、俺が何をしようとしているのかを察した由美さんが、俺の方に顔を向けた。
由美さんは俺の目を見つめながら、顔を小さく横に振っている。
恥ずかしそうに唇を噛み、今にも泣き出しそうなほど切ない目をしていた。
けれど、俺がほんの少し強く肩を抱くと・・・手首を掴む手に力を入れてやると、白い指がゆっくりとコートを離していった。
スルッ・・・スルッ・・・・・・スルッ・・・・・
重ねて押さえられていた黒いコートの前が、少しずつ広がっていく。
長い首の根元が・・・鎖骨の膨らみが静かに露出していった。
胸の谷間、形の良い臍が見え、黒いコートの中心に、白い肌の線ができていった。
由美さんは顔を背けたまま、固く目を閉じていた。
全身が小さく震えていた。
俺は由美さんの左手を右肘に誘導する。
由美さんは目を閉じたまま、無言のままイヤイヤと顔を振った。
けれど手を放しても左手は右肘に触れたまま・・・俺に右手を掴まれても、左肘を掴まされてもそのままにしていた。
由美さんの両手を背中で組ませた。
すると黒いコートは、さらに大きく開いていった。
ふくよかな胸の膨らみがハッキリとわかるほど、両方の胸が1/3ほど露出していた。
さっきよりも臍がハッキリと見えた。
そして ほとんど直毛の、薄い陰毛までがハッキリと・・・
由美さんの両手を押さえる俺の手に、ピクッ・・・ピクッ・・・と悶える振動が伝わってきた。
見ると由美さんは恥ずかしそうな・・・けれど興奮した顔をしていた。
その鼻腔からは、確かに熱い息が漏れていた。
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