退屈な会合後のいつもの居酒屋。
いつもの席に座り、いつものメンバーで由美さんを囲んだ。
いつものように宴会が始まり、1時間もしないうちに今夜も春樹がタブレットを取り出す。
毎回毎回、いったいどこで探してくるのか・・・下品なほどマニアックな動画を、まるで自分の手柄のように自慢げに全員に見せる。
前回はギリギリな羞恥プレイ、その前は不倫相手に狂う人妻だったか・・・その主人公がいつも熟れた美女である理由は、おそらく春樹も由美さんに卑猥な感情を抱いているからだろう。
「まったく、いつもこんなのばっかり見てるの?」
由美さんはタブレットを覗き込みながら、そう言って笑っていた。
「いつもって訳じゃないけどさ・・・ね、どう?」
「・・・どうって?」
「や、どう思う?・・・こうゆうの、興味あったりする?」
「いやらしい質問ね・・・」
俺を含めて由美さんを囲む全員が、由美さんを見つめながら生唾を飲み込んだのが分かった。
由美さんは、おそらくわざと・・・タブレットから視線を外さずに答えた。
タブレットの画面には、一人の女が複数の男に囲まれていた。
切なそうな顔を画面に向けながら、後ろから前から襲う男に喘いでいる。
「・・・ま、興味がない・・・って言ったら嘘になるかな?」
「マジで!?」
数人が同時に言った。
そしてその全員が、自分の声の大きさに口に手を当てた。
「ちょっと、なぁに?それ・・・アンタ達が言わせたんでしょ?」
由美さんは怒った声で・・・けれど艶やかな笑顔を浮かべた顔で男達を見た。
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