「・・・でも、受け取ったんだろう?・・・書類を・・・下着も着けないで男から・・・」
「んっ・・・ぁ・・・・・あっ・・・・・・うん・・・ぁ・・・」
いったい誰に・・・そう聞こうとした瞬間に、胸のポケットで携帯が鳴った。
その無機質で無遠慮な電子音が、興奮しきっていた俺の意識を現実に引き戻した。
ピッ・・・「もしもし、あっ お世話になってます」
乱暴に由美さんの胸から指を離し、慌ただしく電話をとった俺を、由美さんは見つめていた。
(失敗した・・・やっちまった・・・失態だ・・・あれだけ急ぎたと念を押された注文だったのに・・・)
そんな言葉で頭の中がいっぱいだった俺は、由美さんの目が弱者から強者に・・・狙われる獲物から、獲物を襲う肉食獣に変化した事にさえ気づかなかった。
「あっ、はい、大丈夫です・・・もう出来たんで、すぐ・・・はい、すぐ届けます、はい・・・」
自分の失敗に脂汗を滲ませる俺の股間に、細くて長い指が纏わりついていった。
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