8時前から携帯を睨み、けれどどんな言葉を送ればいいか分からず、私は間抜けな単語を選んだ。
こんにちは
返事は、帰ってこない方がいい・・・・そう思いながらも、もしも返事が返ってきたらどうなるか・・・・想像しただけで体が疼いた。
そして、その返信は予想に反して、たった数分で帰ってきた。
こんちわ・・・てか、珍しいな、日曜だぞ
うん
旦那は?
いるよ
旦那いるのに、疼いちゃった?
うん
今日は素直だな。それだけ欲情してるんだな。
うん
淫乱だねぇ・・・
メッセージを送りながら、この乱暴な言葉遣いの男の顔を思い出していた。
たしか25歳・・・普通に会社に勤めているが、今でも茶髪にしているチャラい男。
健二に言われてネットで漁った男の中の1人・・・
SMのご主人様を気取っているが、中身はただのサディスト・・・私が既婚者だと知ると悦び、笑いながら結婚指輪に射精した。
会えば必ずアダルトショップに連れ込み、執拗なほどアナルを責め続ける。
この男に連絡をすればどうなるか・・・それは健二にすら、簡単に想像ができる。
それほど薄っぺらく、貪欲で執拗な、蛇のような男。
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