さらに10日が過ぎた。
数えれば、あの夜からもう1か月が過ぎようとしていた。
妻はいつも通りだった。
後輩もいつも通り・・・いや、仕事にだけ関して言えは絶好調だった。
(・・・あれは・・・真実だったのだろうか・・・あの夜のアレは、俺の心が作り出した何かだったのでは・・・)
そんな馬鹿げた疑問を思ってしまうほど、全てが『いつも通り』だった。
あんなにもハッキリと見たのに・・・
妻の甘えた声を、膣の中を掻き回される音を聞いたのに・・・
いや、もしもあの行為が俺の願望による妄想だとしても、少なくとも妻の口が後輩の精液を受け止める瞬間まではハッキリと見たのに・・・
確かめたい・・・
妻は、本当に俺を裏切ったのか・・・?
確かめたい・・・
美しく気高い妻は、本当にあんなに乱暴な扱いをねだったのか・・・?
確かめたい・・・
・・・・・・いや・・・
・・・・・・・・・見たい・・・
そして俺は、また後輩を家に呼ぶ口実を考え始めた。
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