寝室に向かってフラフラと歩く旦那を見ながら、私はなんてはしたない女なのだろうと思った。
ほんの数時間前まで旦那を裏切り 男に征服されてよがり狂っていたとゆうのに、罪悪感を感じるどころか心の中で旦那を罵るなんて・・・
「・・・・・・弱いオトコ・・・」
思わず呟いてしまった自分に驚きながらも、どこかその言葉に納得する自分がいた。
旦那はまだ寝室に消えていないのに、旦那への罵倒の言葉が次々と湧き上がってくる。
情けない・・・なんて弱々しい・・・
違う・・・この男は『オス』ではない・・・
私は この男の妻じゃない・・・
私はもう、彼の女だ・・・
彼に抱かれるためなら何でもする、下品で淫乱なメスだ・・・
いつの間にか無意識に、左手を下腹部に押しつけながら撫でていた。
さっきまで入っていた彼を思い出しながら、指先を押しつけて感触を思い出す。
人生で初めて、彼だけが触れた場所・・・
旦那では絶対に触れられない場所・・・
・・・そんな風に考えていると、私の意識は数時間前にタイムスリップしていった。
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