AVで男性がバックから女性を責めるシーンでは、パンッパンッパンッと男性の下腹部が女性の尻に打ち当たるが、あれは効果音に過ぎないと思っていた。
それが今、自分が妻の尻に腰を打ち付けると、本当にリズミカルなあの音が響く。
それだけでなく、結合部分からは、ジュボッ、ジュボッと湿ったいやらしい音も聞こえるのだ。
目の前には、腕を組んで縛られた妻の真っ白な背中、その向こうには横を向いて喘ぐ妻の横顔が見えた。
妻の口からは、呻き声と言うか喘ぎ声と言うか、断続的に意味を成さない声が漏れ出ている。
妻自身は、その声を漏らさぬように唇を噛みしめているのだが、時折食い縛った口元の力が抜け、「うっ!」「ああ..」と言う可愛い声が漏れ出すのだ。
そして、その声が聞こえてる時間の方が長くなってきた。
出張の時に見たAVでは、女優が絶叫するような大声を上げていた。
しかし克司にとっては、今聞こえる妻の低いが慎ましい喘ぎ声の方が、好ましく可愛いく思え、自分を興奮させてくれた。
克司は後ろから妻を撞くのに、両足を膝まずいた姿勢で腰を前後に動かしていたが、途中一度抜いて、右膝を立てて横に広げた姿勢で、また挿入しようとした。
今の克司の勃起した硬さなら、少し斜めの角度からでも挿入できそうだった。
妻の熱い膣に入れてみた。
やや抵抗はあったが、挿入出来そうだ。
克司は腰を進めた。
蓉子は、夫に後ろから激しく撞かれた事で、最初はこれまで殆ど接触された事のない粘膜を擦られ、さらに一番奥深くを突き破られるような感覚に、かなりの痛みを覚えた。
それを耐えられたのは、夫の愛撫による興奮の高まり、粘液の大量の分泌、それに夫から罰してもらう事を甘美に思うMに目覚めた蓉子自身の気持ちだった。
声を出すまいと耐えながらも
「うっ、子宮の壁..、突き破られるかも..。
いいわ、あなた!
これまで妻の務めを果たさなかった悪い蓉子を痛くして..」
と言う台詞を、頭の中で思い浮かべていた。
しかし夫が片膝をついた姿勢で、斜めから挿入し直した時、膣が中からねじ曲げられるようなかなりの苦痛を感じると共に、その苦痛が一気に蓉子の意識を飛ばしてしまった。
頭の中で言ってるつもりの台詞が、無意識に口から出てしまったのだ。
もちろん流暢に話したわけではない。
「いいの..、あなた..」
「悪い妻..、蓉子は悪い妻..」
「罰して!罰して!」
「痛くしてほしい..」
等の言葉が、断片的に途切れながら、蓉子の口から漏れていったのだ。
克司は、妻がうわ言を言っている、それほど今日は感じてくれてるんだ、と単純に嬉しかった。
それが、言葉の内容が分かるにつれて、嬉しさやをもっと越えた、妻への狂おしいまでの愛しさに心が燃えるように思えた。
それは自然に、妻の尻に打ち付ける腰の動きの激しさに繋がった。
「こうか?こうして罰してほしかったのか?」
克司も心の中でそう言いながら、その思いは自然に克司自身の口から言葉になって流れでた。
そして克司が腰をくねらせ、下から蓉子の膣の中を突き上げ、捏ねた時に、蓉子は
「あなたーっ!」
と絶叫して果てた。
同時に克司も、ぺニスに激しい快感を感じて射精した。
その射精は、最近になく長い時間にわたり、ぺニスがピクッピクッと痙攣し続けた。
その快感を味わいながら克司は、絶頂の硬直から一転して脱力した妻の身体が、ドサッと倒れた落ちないように、逞しい腕の力で妻の腰を支え続けた。
そして、自分の射精後の快感、妻の痙攣が収まるのを待って、ぺニスを抜き、背中で縛った腕が痛まないように、妻の身体を横向きに床に横たえた。
寝かさらた妻はまだ目を閉じたままで、可愛いく半開きになった口からは、未だに「ああ..」「あなた..」と小さな声でうわ言が聞こえる。
克司は妻の髪の毛を撫でながら、しばらくその寝顔を見つめていたが、はっ!と思い付いて妻の腕と胸を縛っている縄を解き始めた。
もうかなり1時間以上縛っている。
血行が止まってしまったら大変だ。
確かに縄を解いた時、縄が食い込んでいた腕や手首には、はっきりと縄目が着いてしまっていた。
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