飲んでいた酒の影響もあったかもしれない。
しかし、玉置夫婦の言葉に克司の保っていた理性の枠が外れた。
これまで妻の可愛いらしい裸体を、玉置夫妻に晒すまではしてきた。
だが、それが限度だとずっと思っていた。
それなのに、克司は夫婦の前で立ち上がると、アンドメダの姿勢で縛られ、羞恥で横を向いていた妻の顎に手をやり、ぐいっと顔を自分の方に向けると、その赤くぬめぬめとした唇に、自分の唇を押し付けた。
妻の唇からは、熱く甘い息の匂いが漂っている。
発情した時の薫りだ。
その吐息を吸い込むと共に、克司は自分の舌を妻の口の奥へと差し込んだ。
すぐに熱い舌を捕らえると、自分の舌で絡めるようにする。
更に妻の舌を吸い上げる。
両手が不自由な蓉子は、夫から荒々しく口を吸われ、
「口から..、犯される..」
「舌も唇も..、食べられちゃう..」
と感じながら喘いだ。
夫から犯されて、食べられる。
それは嫌ではないどころか、心の中では
「犯して!」
「食べてちょうだい!」
と叫びたかった。
もし玉置夫妻の前でなかったら、きっとそう言っただろう。
夫の逞しい手が、蓉子の乳房を鷲掴みにする。
反対の手は、蓉子の頭を逃げられないように抱き、どんどん自分の唇を蓉子の唇に押し付けていく。
克司は夫妻の前だからと、ちゃんとポロシャツとスラックスを着用してきていたのだが、そのスラックスの前は逞しく盛り上がっていた。
夫妻の前であるにも関わらず、その盛り上がったスラックスの強ばりを、自由が効かない妻の腰に押し付ける。
あ、貴方..、こんなに..!
蓉子は夫妻から見られてる羞恥より、今は夫から荒々しく激しく犯して欲しくてたまらなかった。
そして、夫はそのように振る舞った。
克司も着ている物を全て脱ぎ捨て、両手を頭の上で縛られている妻の右足の膝に片手を差し込んで高く持ち上げ、立ったまま斜め下から突き上げたのだった。
玉置夫婦は、そんな二人の邪魔はせずに、そっと部屋の反対の隅へと移動した。
そして玉置は、克司とは違って、高齢者らしい優しく注意深い手付きで、やや太めのバイブをそっと夫人の膣に挿入した。
「すまんな、あの二人を見ていたら、なんと言うか..」
「いえ、良いのよ、貴方..。
私も、貴方からして欲しくてたまらなかったの。
なんだったら、私も縛られましょうか?」
夫人も甘い口調で応じ、玉置の手の動きに従って、少しづつ息を荒くし、ため息から喘ぎと言えるくらいまで、声を大きくしていった。
やがて玉置夫妻の応接間では、二人の妻が其々の夫から可愛いく責められながら、悩ましい声を上げていった。
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