意識が戻った時、蓉子は頭の後ろで縛られていた腕は解かれていたが、改めて後ろ手に縛り直されていた。
興奮と快感で膨らんだ乳房の上下にも、縄がきつく巻かれ、乳房が括れ絞り出されている。
そして、その縛られた蓉子の身体は、ソファーに深々と座った夫の膝の上に座らされていた。
蓉子が目を覚ましたのは、その姿勢で後ろから手を伸ばした夫から、両方の乳首を虐められたからだ。
摘まんでくいくいっと引っ張る。
摘まんだまま、ぐりぐりと捻る。
親指と中指で挟んだ乳首を、人差し指の爪で引っ掻くように虐める。
さらに側のテーブルに置かれていた楊枝立てから、爪楊枝を摘まみあげると、その尖った先端で、ちくっ、ちくっ、と妻の乳首をつつく。
膚を破って刺すまでには酷くしないが、木とはいえ、尖った道具で妻の敏感な部分を責めるのだ。
もちろん無理をするつもりはない。
妻が本当に痛がれば、直ぐに止めるつもりだった。
蓉子は摘ままれたり捻られたりは、痛みを堪えると同時に、直ぐに快感として感じる事が出来た。
爪で引っ掻かれるのも、かなり辛い責めだったが、唇を噛み締めて耐えているうちに、子宮までビンビンと快感の刺激が響くようだった。
「ああっ..、ああっ..」
妙なる喘ぎ声をあげながら、蓉子は夫の責めを甘受した。
しかし、目の前で爪楊枝を見せつけられた時、ネットで見た、乳首に千枚通しで穴を開ける外国の拷問画像が頭の中を過った。
私の乳首に..、穴を開けられて..、ピアスされる..。
本当にされれば、出血もあるだろうし、激痛が走るだろう。
でも、蓉子がニップルピアスで一番恐れていたのは、もう普通の女性と違う姿にされてしまうと言うことだった。
もう娘の紗理奈と一緒にお風呂にも入れないだろうし、病院等で身体を晒せば、いやらしい女だと一目で分かってしまう。
とても、まともな主婦なら、受け入れられないわ。
でも、でも私は、もう普通の主婦でも、娘の母親でもないの。
奴隷なのよ!
さあ、ご主人様がしたいとお考えなら、乳首を差し出さなくちゃ。
蓉子は夫が指に摘まんだ爪楊枝が、自分の乳首に近づけらるのを見つめていたが、やはり恐ろしさに目を閉じてしまった。
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